インフルエンザワクチン。毎日接種していますが、65歳以上の方は無料です。
予防接種法に基づく「定期インフルエンザ予防接種」で規定されていて、熊本市の場合は無料接種できます。
高齢者はインフルエンザにかかると重症化しやすいという理由で、予防接種が勧奨されているのです。
ところがちょうど、この時期に65歳の誕生日を迎える方が、いらっしゃいます。
予防接種したいのだけど、65歳になれば無料になるとわかっているので、誕生日まで待ちたいのが人情。
でも流行期が迫っているのなら、1日でも早くワクチンを接種したい。
そのせめぎ合いの中で、ちょっとした「裏技」があります。
それは「誕生日前日に年齢が繰り上がる」という民法の規定を利用して、誕生日の前日に接種することです。
たかが1日ということなかれ。曜日や休診日の関係で、その1日が分水嶺になることがあるのです。
<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-136.html" target="_blank" title="以前">以前</a>も似たような状況がありましたが、今日も不安になって、保健所に電話して確認してみました。
保健所は、65歳の誕生日の前日は65歳と見なして定期接種を認めている、とのことです。これでひと安心。
しかし保健所の方が念押しするには、そのような規定をホームページ上で喧伝しないでほしい、とのこと。
つまり、コトを荒立てないでくれ、ということです。民法の規定を厳密に守ったら、混乱を招くからです。
しかし私に言わせれば、混乱を招くような民法の規定自体が、問題なのです。