Appleの次期新製品に関する最新のウワサは、4.9インチのiPhoneと12.9インチのiPadでしょうか。
共通するのは「大画面化」です。あくまでウワサですが、可能性はあるとみられています。
大型iPadは、なんとなくその意義や方向性が理解できます。
デスクに置いてBlutoothキーボードを使えば、ほとんどノートPCと同じ使い方ができるからです。
すでにソニーや東芝など各社が発売している、セパレート型の「タブレットPC」と同じことです。
問題は、大型iPhone。感覚的には、あり得ない。
いまのiPhoneのディスプレイサイズは4インチ、ライバルのGALAXY S4が5インチです。
その両者の本体幅は、58.6ミリと69.8ミリ。慣れの問題もありますが、GALAXYはバカでかく感じます。
とくにiPhoneは、ジョブズがそのサイズにこだわっていたことは、よく知られています。
「片手で楽に操作できる道具」であるために、かつては3.5インチのiPhone4のサイズが「最良」でした。
その後、時代の流れによって、Appleの考える「最良のサイズ」は4インチになったわけです。
次が4.9インチになった場合、Appleはどのようにそのサイズの正当性を説明するのか、興味が湧きます。
一方のサムスンは、6.3インチのGALAXY Megaという、もはやスマホとは呼びにくいモノも発売しました。
これは完全に、Appleの美意識やこだわりを逆手にとった戦略とも言えるでしょう。
買う人がいるのなら作る、選択肢は広げる、というのがサムスン流。その結果スマホではトップシェアです。
Appleは、少なくともジョブズ時代は、ジョブズ自身が欲しいモノ・使いたいモノを作っていました。
だからデザインを最優先し、製品の数も徹底的に絞り込んできたわけです。
これからのAppleも、その方針で良いのでは? 変なモノは作らないでほしい。