このブログの本文は、Macの標準フォントのうちの「ヒラギノ丸ゴシックPro」を使っています。
印刷しても画面に表示させても、読みやすくて優しい印象があるので、私の好きなフォントです。
ところが先日、ふとWindowsで私のブログを見てビックリ。字が読みにくい!(ていうか汚い)
Windows7のInternet Explorerなんですが、表示フォントの「MSPゴシック」が原因のようです。
もう、ギザギザして、昔のドットプリンターの印字を見ている気分です。とくに小さな文字は最悪。
私のブログだけかと思いきや、他のサイトの文字も全部汚い。私の設定ミスなんでしょうか。
Webサイト表示フォントを「メイリオ」というのに変えてみましたが・・・まだダメ。ギザギザです。
どうやらWindowsというのは、ディスプレイ上の見た目についてはあまり気にしていないフシがあります。
あくまで仕事の「結果」優先。画面表示など、作業の途中経過に過ぎないというわけです。
一方でMacは、ディスプレイ上の美しさにひどくこだわっているのが特徴。
こちらは仕事の「過程」も大切に(快適に)したいという考えです。
ジョブズが大学時代(厳密には退学後)に興味を持っていた授業が「カリグラフィー(装飾文字)」でした。
このときの経験が、Macの個性とも言うべき多彩なフォントを与えたことは、ジョブズ自身が語っています。
そしてそれは、Apple製品のデザイン全般にも共通する「美学」にもつながることになったわけです。
Appleの製品は、消費者が見るはずのない内部の基盤の配線にすら、徹底的な美しさを追求しています。
ところがWindowsは、いつも目にするフォントにすら美観を求めてないから、私は好きになれないのです。