口腔内を診察するときには、ペンライトで咽頭部などを照らします。
かつては白熱電球のものを使っていましたが、電池が消耗してすぐ暗くなるので、LEDに変えました。
LEDの白い光にはなかなか慣れませんでしたが、なにしろ明るく、電池がいつまででも持ちます。
たまに白熱電球を使うと、暗くて黄色くて、咽頭部の発赤がひどく強調されて見えるような気がします。
LEDは輝度が高いので、光が目に入らないように注意しなければなりません。
目に入るともっと危険なのがレーザー光です。
ペンライトとして使うことはあり得ませんが、学会などのプレゼンで、ポインターとしてよく使われます。
レーザーポインタが普及し始めの頃は、よくこんな危険なモノが市販されたものだと、驚いたものです。
何年か前に、自宅の室内工事をしてもらったとき、業者の人が使っていたのは、レーザー式の水準器でした。
壁にレーザー光の水平線がビーッと描かれ、こりゃすごいと思いました。
その後どうしても欲しくなって、ハンズマンでレーザー水準器を買いました。安くて小さいヤツですけどね。
スイッチを入れると、壁に水平線や垂直線が、赤く描かれます。感動的です。
ただし、小さな器械から広くレーザーを放つので、その器械本体の水平度の調整がきわめて重要です。
よくある気泡式の小さな水準器が付いていますが、これがアバウトなんです。
なのでアバウトな本体から出たレーザービームにも、いまひとつ信頼が置けません。
もっとちゃんとした器械を買えば良かった。安物を買うと、いつもそこに行き着きます。