リース切れで返却(廃棄)する予定の5台のMacに対して、そのデータを消去する作業を順次行っています。
<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-561.html" target="_blank" title="以前">以前</a>、故障したMacを修理に出すときに、データの機密をどのようにして保持するか悩んだことがあります。
さいわい今回は故障してません。なので消去用ソフトの入ったCD-ROMを使うことができます。
Macの場合どうやら、OS標準のディスクユーティリティが、いちばん簡単で確実のようです。
通常の方法で「HDDの初期化(フォーマット)」を行っても、データは消えないことぐらい知っています。
初期化操作というのは、ファイルの「番地」を消去しているだけだからです。
ファイル復元ソフトを使えば、簡単に復元できるので、初期化しただけでは廃棄できません。
そこで「データをゼロ消去」というオプションがあります。データ部分に“0”を上書きするわけです。
これで十分と思いきや、このような規則的データの上書きでは、残留磁気からデータが復元できるそうです。
それならば「7回消去」とか「35回消去」というオプションがあります。しつこく上書きするわけです。
まあ7回で十分だろうと考えて、今回は7回消去を選択。完了まで5時間もかかりました。
35回消去の方を選ばなくてよかった。
今回行った7回消去法は「DoD 5220.22-M仕様」といって、固定値と乱数とで交互に上書きするようです。
米国防総省(DoD)の消去基準に合致しているそうですが、NSAだけは復元できる仕様だったりして。