半沢便乗CM

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-677.html" target="_blank" title="半沢直樹">半沢直樹</a>の出向先は、証券会社ではなくソフトバンクだったのか」などとネットで盛り上がっています。

堺雅人を起用した、半沢風のソフトバンクのCMシリーズのことです。次々と繰り出されています。

ドラマ仕立てのこのCMは、ソフトバンクの優位性を半沢にしゃべらせるというズルい手法を使っています。

ちゃんと宣伝したいことは、本来ナレーションで語るべきなのに、大事なことを半沢に語らせています。

こういう風に、出演者の口から意見を述べさせるのは、誤解を招くやり方なので問題があります。

これが薬品や健康食品なら、「個人の感想です」というテロップが必要です。

ところがソフトバンクのCMはドラマ仕立てなので、半沢が何を言っても「ドラマですから」で済みます。

ソフトバンクに有利な情報を誇大広告したとしても、それはドラマでありフィクションなのです。

「場面設定がリアルなので、視聴者の誤解を招くのではないか」という反論は通用しません。

なにしろこのCMには、言葉をしゃべるイヌが登場しますから、リアルであろうはずがありません。

このイヌのおかげで、CMで何をしゃべっても言い逃れができるのです。うまいなぁ、ソフトバンク。

車で音楽を聴く

じっくり聴くことが減ったと<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-734.html" target="_blank" title="前に書いた">前に書いた</a>ように、いま音楽は、BGMとして聴くのがせいぜいです。

そんな生活のなかで、比較的良い音響でそこそこ長く聴けるのは、通勤中などの車の中です。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-764.html" target="_blank" title="転倒">転倒</a>して以来、いまのところ自転車通勤を控えているので、もっぱら自動車通勤の毎日です。

平日の朝は、NHK-FMの「古楽の楽しみ」という番組で、バロックまたはそれより古い音楽を聴いています。

中学・高校時代に好きだった「バロック音楽のたのしみ」という番組から、3度名前を変えた後継番組です。

私の車では、専用のケーブルを使ってiPodやiPhoneと接続して、音楽を再生できることは知っています。

しかし、そのちょっとしたケーブル接続操作が面倒で、あまり使っていません。

そんなある日、ていうか今日、無線のBluetooth接続ができることに、遅ればせながら気づきました。

日頃はパソコンまわりでBluetooth機器をあれこれ使っているのに、車ではうっかりしてましたね。

さっそく「ペアリング」を行って、私のiPhoneをカーオーディオシステムに登録です。

で、iPhoneの音楽を再生してみると、これがじつに良い感じでガンガン鳴るんですね。

iPhoneはポケットかカバンの中に入れっぱなしでOK。ハンドルのボタンで操作できるのもグッドです。

あー、なんでもっと早く使わなかったんだろう。

私としたことが、車においてはIT化がすっかり出遅れていました。

Retinaディスプレイ

いまこのブログを書いている<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-752.html" target="_blank" title="MacBook Pro">MacBook Pro</a>は、最近購入した「Retinaディスプレイ」モデルです。

きわめて高精細。文字が驚くほど美しい。ちょうど光沢紙の印刷物と同じぐらい綺麗です。

1個1個の画素を肉眼で認識できる臨界点は、1インチあたり300画素(300ppi)だといいます。

ジョブズが3年前に語った、Retina(網膜)ディスプレイという名称の由来は、ここにあります。

これを期に、ディスプレイはその絶対的な画素数よりも、画素の密度の方が重要視されるようになりました。

Retinaディスプレイは、3年前に発売されたiPhone4で初めて搭載され、その後のiPhoneでは標準仕様です。

iPadでは、第3世代のいわゆる「新しいiPad」から登場し、最新の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-394.html" target="_blank" title="iPad mini">iPad mini</a>にも搭載されました。

MacBook Proでは、昨年からRetinaモデルが発売され、次はMacBook Airへの搭載が期待されています。

では、超高精細ディスプレイはAppleの独擅場かというと、残念ながらすでに、他社に追い越されています。

GALAXY S4もHTC OneもXperia Zも、Retinaをはるかにしのぐ440ppi超を達成しています。

スペックでは劣勢のAppleですが、どっちみち網膜では判別できない密度なので、現状に不満はありません。

それに「Retinaディスプレイ」を凌駕する名称は、なかなか登場しないでしょう。

強行採決

「特定秘密保護法案」が、昨夜、衆院を通過しました。

法案の内容はともかく、見ていて面白いのはもちろん<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-409.html" target="_blank" title="本会議">本会議</a>ではなく、その前に行われた<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-496.html" target="_blank" title="委員会">委員会</a>でしょう。

「衆院国家安全保障特別委員会(額賀福志郎委員長)」で、事前の予想通り、強行採決が行われたからです。

生中継は見損ねたので、「衆議院インターネット審議中継」のサイトで、録画映像をチェックしてみました。

玉城デニー氏の発言が終わると、額賀委員長が「内閣総理大臣はご退席していただいて結構です」と発言。

首相が退席する際、拍手が起きました。その数秒間の拍手が途切れたまさにその瞬間、「委員長!」との声。

声の主は委員会の筆頭理事・今津寛氏です。額賀氏はすぐに反応し「今津寛君」と指名。

拍手が途切れる前から、額賀氏と今津氏はずっとアイコンタクトをとっていたので、指名はスムーズでした。

もちろん「緊急動議」。強行採決です。野党議員たちが、わあわあ言いながら、委員長席に詰め寄ります。

今津氏は立ち上がり、何かを読み上げていますが、ヤジと怒号が飛び交い、まったく聞き取れません。

額賀氏にも聞こえなかったでしょうが、そんなことはお構いなしです。筋書き通り、緊急動議の採択を宣言。

4つの採決事項について「賛成の諸君の起立を求めます」との発言が4回。与党議員たちは4回起立・着席。

もちろん全部「起立多数」で可決です。

この日のNHKの生中継は、首相退席の時点で終了し、肝心の強行採決を放送しませんでした。

強行採決を国民に見せたくなかったのでしょう。NHKへの影響力を強めている安倍政権の計略と推測します。

さて、先ほどの「起立採決」ですが、委員長席に8名の野党議員が詰め寄る中で行われました。

あれってどうなんでしょう、詰め寄っていた野党議員も立っていたので、賛成扱いだったのでしょうか。

それとも、座っていた状態から新たに立ち上がった場合のみを「起立」とするのでしょうか。

もし前者なら、採決が始まった時点で反対議員たちは、あわててその場にしゃがみ込まなければなりません。

まあ日本語的には、後者でしょうね。

眼球で意思伝達

医療法人徳洲会の前理事長、徳田虎雄氏をめぐるさまざまなニュースが、世間を賑わしています。

病気でしゃべれず体も動かせない徳田氏は、文字盤を見つめる眼球の動きによって、意思を伝達しています。

徳田氏が患っている「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」では、全身が麻痺するものの、眼球だけは動くのです。

私は徳田氏の様子をニュースで見るたびに、ALS患者の意思伝達の困難さと、懸命な努力に感心します。

自力で呼吸できなくなるので、延命するためには人工呼吸器を装着することになります。徳田氏もそうです。

篠沢秀夫学習院大名誉教授は、呼吸器装着のため声が出せず、パソコンで入力してそれを音声化しています。

理論物理学者のホーキング博士は、呼吸はできるものの声は出せず、特殊な音声合成装置を使っています。

末期ALS患者の意思伝達の頼みの綱は「まばたき」と「眼球運動」ですが、これもやがて麻痺するそうです。

しかしこの疾患では、感覚は正常で認知機能も保たれるので、どこも動かせなくなっても、頭脳は明晰です。

このような最悪の状況に至った場合、何を使って意思を伝えればいいのでしょうか。脳波?

最近になって、iPS細胞を利用したALS治療法の研究が注目されています。

これは細胞シートを作って加齢黄斑変性や心臓病などを治療するものとは、まったく異なります。

ALS患者の皮膚からiPS細胞を作り、病気の筋肉に変化させ、病態を調べたり治療薬を見つけ出すものです。

将来はこの手法で、さまざまな疾病の原因究明や治療法の研究が進んでいくことでしょう。

脳波による意思伝達装置の研究は、さらにSFっぽいですが、これもぜひ進めて欲しいです。

定期接種の年齢

インフルエンザワクチン。毎日接種していますが、65歳以上の方は無料です。

予防接種法に基づく「定期インフルエンザ予防接種」で規定されていて、熊本市の場合は無料接種できます。

高齢者はインフルエンザにかかると重症化しやすいという理由で、予防接種が勧奨されているのです。

ところがちょうど、この時期に65歳の誕生日を迎える方が、いらっしゃいます。

予防接種したいのだけど、65歳になれば無料になるとわかっているので、誕生日まで待ちたいのが人情。

でも流行期が迫っているのなら、1日でも早くワクチンを接種したい。

そのせめぎ合いの中で、ちょっとした「裏技」があります。

それは「誕生日前日に年齢が繰り上がる」という民法の規定を利用して、誕生日の前日に接種することです。

たかが1日ということなかれ。曜日や休診日の関係で、その1日が分水嶺になることがあるのです。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-136.html" target="_blank" title="以前">以前</a>も似たような状況がありましたが、今日も不安になって、保健所に電話して確認してみました。

保健所は、65歳の誕生日の前日は65歳と見なして定期接種を認めている、とのことです。これでひと安心。

しかし保健所の方が念押しするには、そのような規定をホームページ上で喧伝しないでほしい、とのこと。

つまり、コトを荒立てないでくれ、ということです。民法の規定を厳密に守ったら、混乱を招くからです。

しかし私に言わせれば、混乱を招くような民法の規定自体が、問題なのです。

ワープロ文書

手首の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-21.html" target="_blank" title="腱鞘炎">腱鞘炎</a>に苦しんでいた頃、毎日パソコンで書いている文章の多さが気になっていました。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-379.html" target="_blank" title="当時">当時</a>計算してみたら、その文字数は1日あたり約2万字でした。ひと月に約50万字です。

文庫本1冊が10〜20万文字だそうなので、私は毎月、約3冊分執筆していることになります。

もっとも、電子カルテでは「コピペ」を多用しており、すべての文字を手打ちしているわけではありません。

一般にワープロでは、よく使う単語やフレーズは辞書登録してあり、最小限のキー入力で文書を作れます。

例えば当院のMacで「つる」と入力すれば、「つるはらクリニック」に変換されます。

考えてみると、ワープロ(パソコン)というのはずいぶん、文字入力作業の労力軽減に役立っています。

とくに「推敲しやすいこと」は、執筆活動において、手書きに比べて圧倒的に有利なところです。

ところが一方で、文筆家の中には、いまだに手書きで執筆している人もいます。

創作スタイルへのこだわりなんだろうなと思っていましたが、別の意義もあることを最近知りました。

それは「推敲しにくいこと」だそうです。

手書きの場合、頭の中で考えに考え抜いてから、文字にしなければなりません。まさに「一文字入魂」です。

そう言われると私のワープロによる創作活動など、まったく重みがなく、軽薄な感じがしてきます。

サラっと入力して、でも削除して、また打ち込んで、いじくり回して、だんだん変な文章になっていきます。

ワクチンの色分け

当院でのワクチン接種では、まず接種前の診察時に、被接種者の腕に小さな丸いシールを貼っておきます。

ニチバンの「マイタックシール」というシリーズの、8ミリ径のシールです。

いよいよ接種する段に、このシールを確認しながら剥がし、腕を消毒し、注射をする、という流れです。

ポイントは、ワクチンの種類ごとにシールの色を変えていることです。

例えば、いま毎日のように接種している「インフルエンザワクチン」なら「水色」です。

じつはこの配色は、お役所が決めたワクチンの「テーマカラー」に準拠しています。意味があるのです。

ワクチンの入っているバイアル(薬瓶)のキャップは、そのテーマカラーに着色されて発売されています。

ロット番号を印刷したシールや、パッケージの一部も、できるだけ色を統一するように決められています。

また「予診票」の最下部にも、テーマカラーが帯状に塗られています。

「予防接種ガイドライン」によると、全部で25種類のワクチンに対して、25色が設定されています。

これらはすべて、ワクチンを判別しやすくして、取り違いを防ぐための工夫です。

私はそれに便乗して、テーマカラーと同じ色のシールを腕に貼って、接種間違いを防ごうと考えたわけです。

ただし、ニチバンのシールカラーは全部で12色しかないので、ワクチンの種類より少ないのが難点です。

シールにマジックで書き込みを加えるなどして、やりくりしています。

それよりもいちばん気になるのは、お役所が定めたワクチンカラー自体のセンスでしょうか。

三種混合は「黄色」、不活化ポリオは「白」、それらを混ぜた四種混合は「ベージュ」、中途半端な色です。

二種混合の「若草色」とヒブの「若竹色」や、日本脳炎の「藤色」とロタ(5価)の「紫」の違いも微妙。

小児用肺炎球菌の「青」とBCGの「ブルー」に至っては、まったく意味不明なんですけど。

大型iPhone発売?

Appleの次期新製品に関する最新のウワサは、4.9インチのiPhoneと12.9インチのiPadでしょうか。

共通するのは「大画面化」です。あくまでウワサですが、可能性はあるとみられています。

大型iPadは、なんとなくその意義や方向性が理解できます。

デスクに置いてBlutoothキーボードを使えば、ほとんどノートPCと同じ使い方ができるからです。

すでにソニーや東芝など各社が発売している、セパレート型の「タブレットPC」と同じことです。

問題は、大型iPhone。感覚的には、あり得ない。

いまのiPhoneのディスプレイサイズは4インチ、ライバルのGALAXY S4が5インチです。

その両者の本体幅は、58.6ミリと69.8ミリ。慣れの問題もありますが、GALAXYはバカでかく感じます。

とくにiPhoneは、ジョブズがそのサイズにこだわっていたことは、よく知られています。

「片手で楽に操作できる道具」であるために、かつては3.5インチのiPhone4のサイズが「最良」でした。

その後、時代の流れによって、Appleの考える「最良のサイズ」は4インチになったわけです。

次が4.9インチになった場合、Appleはどのようにそのサイズの正当性を説明するのか、興味が湧きます。

一方のサムスンは、6.3インチのGALAXY Megaという、もはやスマホとは呼びにくいモノも発売しました。

これは完全に、Appleの美意識やこだわりを逆手にとった戦略とも言えるでしょう。

買う人がいるのなら作る、選択肢は広げる、というのがサムスン流。その結果スマホではトップシェアです。

Appleは、少なくともジョブズ時代は、ジョブズ自身が欲しいモノ・使いたいモノを作っていました。

だからデザインを最優先し、製品の数も徹底的に絞り込んできたわけです。

これからのAppleも、その方針で良いのでは? 変なモノは作らないでほしい。

Macのウイルス

「Macはウイルスに感染しない」

なんて言ってたのは昔の話。ていうか昔も、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-294.html" target="_blank" title="OS X">OS X</a>になる前はときどきウイルス感染に悩まされていました。

でもOS Xになって、ウイルスが少ないことは事実なので、感染防御はどうしてもルーズになりがちです。

Macがウイルスに感染しないというのは、ある種「都市伝説」のように語られてきました。

シェアが少ないので、ウイルスを作っても影響が小さく、作り甲斐がない、というのがその理由です。

あるいはまた、MacはWindowsと比べてOSの基本構造が堅牢なのだ、という難しい言われ方もします。

私にOSの堅牢性などよくわかりませんが、少なくとも言えることがひとつあります。

それは、Appleが自社のOSを搭載する製品をすべて把握できていることです。なにしろ全部自社製ですから。

だから、製品に不具合が起きない範囲で、かなり大規模なOSの修正を行うことができます。

Windowsであまり大規模なOSのアップデートを行うと、動かなくなる機種が出てくるかもしれません。

Mac OSでときどき行われるセキュリティーアップデートは、とても重要な更新作業なのです、きっと。

Appleは公表していませんが、OSに標準でウイルス検出機能が備わっていることも、知られています。

所有するウイルス対策ソフトの更新時期が近づいたので、それらのライセンスを一斉に更新しました。

もう10年以上、自分のMacでウイルスを検出したタメシはないのですが、念のため、備えを続けます。