iPhoneへの愛

「iPhoneへの『愛』で膨らむ貿易赤字」

今日の日経(電子版)の見出しには笑いました。

9月の日本の貿易赤字はiPhoneが主な原因で、これには日本の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-703.html" target="_blank" title="iPhone好き">iPhone好き</a>」が関係しているというのです。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-590.html" target="_blank" title="世界シェア">世界シェア</a>では右肩下がりのiPhoneが、なぜか日本では高いシェアを維持しています。

スマホの国内シェアでiPhoneがトップなのは、世界でも米国と日本だけだそうです。

米国人はともかく、日本人がみなApple好き、ましてや私のようなApple信者とは思えません。

それなのに、世界トップシェアのサムスンが日本ではあまり売れず、そのかわりAppleが売れるのです。

韓国製品は、国際的には一流品だとしても、日本人の受け止め方は少し違います。少なくとも私はそう。

日本人は、ソニーやパナソニックやシャープの方が、企業としては格上であると、固く信じているからです。

日本でiPhoneのシェアが高いのは、「敵の敵は味方」的なメカニズムなのかもしれません。

しかもAppleの宿敵サムスンは、その傲慢な企業風土が、韓国人からも嫌われていると言われています。

その証拠に、韓国市場でもiPhoneは約30%のシェアがあるそうです。

そういえば、最近買ったiPhone5s用ケースは韓国製でした。韓国にもAppleファンはいるようです。

パソコンとデータ

新型の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-745.html" target="_blank" title="iMac">iMac</a>」を購入し、昨日から電子カルテの端末として稼働させています。快適です。

新しいパソコンを立ち上げるのは、どのような場合でも、ワクワクする作業です。

OSの初期設定を行い、ネットワークの設定をし、日本語変換システムをATOKにして辞書も更新しました。

次いでDropboxとEvernoteをインストールし、最後に電子カルテソフトをインストールしました。

これまで私は、所有するすべてのMacが同じ環境になるように設定していました。それが便利だからです。

データはすべてのMacで同期しており、どのMacを使っても同じ作業が続けられます。

しかし今回のiMacでは、Apple IDもDropboxもEvernoteも、何から何まで新規アカウントで登録しました。

つまりこのiMacには、私の個人情報が含まれていないのです。これは私のMac人生では、画期的なことです。

そのようにしても、決して不便ではありません。なぜなら、データはクラウド上にあるからです。

共有設定をすれば、異なるアカウントでも、必要なデータは実質的に同期できることに気付いたのです。

だから今後は、電子カルテのように複数の人間が使う端末では、すべてこの手法を使おうかと思っています。

やがてデータは、すべてクラウドに置くことになるでしょう。パソコンは単なるバックアップ場所です。

ブログのネタ

「よくもまあ、次々と(しょうもない)ネタを思いつくものですね」

毎日ブログを書いていると、多くの方からこのような質問を受けます。

このうち( )の部分を口にする人はいませんが、心の中ではきっと、そう思っているのです(被害妄想)。

思いついたアイデアが、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-482.html" target="_blank" title="ブログのネタ">ブログのネタ</a>に結びつくかどうかは、それをどう膨らませるかにかかっています。

これは単に情報の肉付けをすることではなく、もっと興味の湧く別のことを見つけ出す作業です。

たとえばふと感じた疑問は、たとえどんな些細なことでも、なるべく早いうちに<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-640.html" target="_blank" title="ネット検索">ネット検索</a>をします。

検索で引っかかったサイトをいくつか読むうちに、さらなる疑問に突き当たれば、それも調べ尽くします。

知識が深まり、裾野が広がるだけでなく、どうかすると脇道に逸れていきますが、それはそれでいいのです。

だから最初に感じた疑問など、単なるとっかかりにすぎません。最終的に落ち着く先は、次のいずれかです。

(1)当初の疑問が解決し、関連情報も得て、ブログ執筆に着手する。

(2)当初の疑問など忘れ、別の事柄に興味が移る。

実際のところ、ほとんどが(2)です。

私のブログ執筆の秘訣は、最初に思いついたアイデアや疑問の解決にこだわらないことかもしれません。

Mac買い替え

開院して6年たつと、電子カルテ等に使っているパソコンも、不具合が出て来ます。

ていうか、パソコンは酷使すると6年もちませんね。OSもどんどん進化するので、ハードも追いつきません。

Windows機は、当初の4台のうち3台が故障したのでその都度買い替えており、現在も4台稼働中です。

Macは、当初の5台のうち2台が故障したので買い替え、さらに2台買い足したので、現在7台稼働中です。

6年間故障しなかった3台のMac、iMacとMacBookProとMacProを、そろそろ買い替えることにしました。

発売周期を検討すると、いずれの機種も新型発売の時期なので、それをずっと待っているところなのです。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-708.html" target="_blank" title="9月10日に発表された">9月10日に発表された</a>Appleの新製品は、残念ながら新型iPhoneだけでした。Macのマの字も出てきません。

と思っていたら先月下旬、何の前触れもなく新型iMacが発売されました。もちろん、即買いです。

10月22日に、Appleの新製品発表があるそうです。話題の中心は新型iPadですが、私が待つのはMacです。

こんどこそ、新型MacBookProが発表・発売になりそうだというウワサなのです。これも即買いでしょう。

残るは<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-618.html" target="_blank" title="MacPro">MacPro</a>。6月に<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-616.html" target="_blank" title="発売が予告">発売が予告</a>されながら、その後音沙汰なし。ここに来て11月発売というウワサです。

新型MacProのあまりにも斬新なデザインやスペックは、すでにAppleのHP上で明らかにされています。

問題は価格。40〜100万円以上という話も出ています。待った挙げ句に、高すぎて買えなかったりして。

とかなんとか、購入計画を考えているときが、いちばん楽しいですね。

ななつ星

「クルーズトレイン ななつ星 in 九州」の運行が、今週から始まりました。

JR九州もシャレたことします。が、しかし、高い。値段が高い。高すぎでしょう。

3泊4日コースが、一人あたりなんと39.1万円から98万円なり。世界一周じゃないですよ、九州一周ですよ。

7両編成で、14の個室は全部スイートルーム。定員は14〜30人。いやあ、リッチな列車ですなあ。

「ななつ星に旗を振ろう!」と、JR九州は「花いっぱい、旗いっぱいプロジェクト」を始動しています。

「沿線の皆さまに列車に向かって旗を振っていただいたり、沿線に花を植栽いただき、お客様をお出迎え」

などと、やや押しつけがましいプロジェクトです。それが九州らしい「お・も・て・な・し」だそうです。

そりゃあ九州以外の地域から、九州旅行に来られるセレブな方々をお迎えしたい気持ちはわかります。

ななつ星が走る豊肥本線に自宅が近いので、私も見物がてら旗を振りに行くのもやぶさかではないです。

ちょうど明日は運行4日目。ななつ星が熊本に来る日です。ですが、列車の通過時刻がいけません。

JRのサイトで確認すると、熊本駅出発が午前4時17分、阿蘇駅到着は5時33分と、まだ夜明け前です。

そんな時間帯に、沿線で旗を振れと、花を飾れと、そう言うのですかJRの方。乗客の誰が見てますか。

大型店舗の進出

「東京エレクトロン」の菊陽町事業所跡地にいま、大型店舗が建ち並ぼうとしています。

自宅から、私の好きな<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-280.html" target="_blank" title="ハンズマン">ハンズマン</a>に向かうとその手前に、その広大な土地があります。

「デサキ」という店舗は、その外観がほぼ完成しています。来月29日にオープン予定とのこと。

初めて聞きました、デサキ。延岡市に本社があり、宮崎県内で展開している郊外型文具・雑貨店だそうです。

控えめに言っても、あまり都会的な響きのしない名前ですが、開店したら一度は行ってみますか。

「H I ヒロセ」も、大きな建物が出来つつあります。昨日見たら、いつのまにか看板がかかっていました。

ホームセンターと生鮮食品店が共存する、独特の販売形態の店。本社は大分市だそうです。

「H I」は創業者のイニシャルかと思ってたけど、「ホームインプルーブメント」の意味なんですね。

「ハンズマン」もそう言えば、都城市に本社がある、宮崎を本拠地とするホームセンターでした。

どうやら菊陽町のこの一帯は、東九州企業の熊本進出拠点のようです。

「コストコ」がこの地にやって来るというウワサもありましたが、地元の反対で断念したという話です。

東九州企業が、西海岸企業を受け入れなかったということでしょうか。

コストコとH I ヒロセとハンズマンが並ぶと面白かったんですけどね。品揃えがすごくかぶりそうですが。

パキラの挿し木

クリニックの玄関の「パキラ」の伸びた枝を、剪定がてら、挿し木にしました。

挿し木は(1)枝を切って水に浸し(2)挿し木用の土に挿し(3)鉢の土に植え替え、の3段階あります。

今日の作業は(2)を6本と(3)を2本でした。

本来このような作業は、成長期である6月か7月に行うものですが、その頃パキラは伸び放題にしていました。

ところが、夏を過ぎてもまだ伸びて天井にぶつかるものだから、今頃になって挿し木です。

パキラは生命力が強いので、テキトーにやってもうまくいきますが、それでも初期の発根段階は重要です。

枝はハサミでサクッと切り、すぐにカッターでスパッと切り直して、水に浸けます。

その水というのはもちろん「メネデール」100倍希釈液に決まっています。

教科書的には(1)の1,2時間後に(2)の作業に入るそうですが、私は数日待ちました。意味はないです。

メネデールというのは、「芽根出〜る」効果が期待される成分、2価鉄イオンを含む植物活力剤です。

そんなネーミングですが、製造しているのは小林製薬ではありません。ズバリ、「メネデール株式会社」です。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-26.html" target="_blank" title="3年前">3年前</a>に、自宅のパキラも挿し木にしましたが、ひょろ長〜く育っています。いわゆる「徒長」の状態です。

日当たりが悪かったのでしょうか。カタチ良く育てるのは、なかなか難しそうです。

ドリンク

ファミレスなどには、ドリンクバーを設置しているところが多いです。

好きな飲み物を何杯でも飲めるシステムです。注ぎ口の下にコップを置いて、ボタンを押すだけです。

あれが家にあったら、こどもは嬉しいでしょうが、おなか壊しますね、必ず。

大人でも、似たようなことは考えます。自宅にビアサーバーを設置する、というのがかつての私の夢でした。

キッチンのカウンターに、専用の金色の蛇口があって、いつでも冷えた生ビールが出てきます。

コックをこっちに倒すとビールが出て、あっちに倒すと泡が出てくるような、そんなやつです。

大人数でパーティーなどを催すときに、すごく便利で盛り上がりそうです。

でも鮮度を考慮すると、7リットルとか10リットルのタンクを、2,3日以内に飲みきらなければなりません。

日頃は私1人でビールを消費することになるので、この量はなかなか厳しい。結局ビアサーバーは断念です。

話は変わりますが、ネットであちこちのサイトを見ると「スポンサードリンク」というのが目に付きます。

何か飲ませるキャンペーンかと思いきや、ドリンクとはまったく無関係の、普通の広告ばかり。

私としたことが、「スポンサード・リンク」であることに気付くのに、1年以上かかりました。

「スポンサード」って、過去分詞ですか。形容詞的用法ですか。そんなのカタカナで書いてはだめでしょう。

と思っていましたが、Googleの広告規定によるものだそうです。違反するとペナルティが科せられます。

広告の前には、「広告」または「スポンサードリンク」と表示しなければならないキマリだそうです。

なんだか、Googleがネット広告の番人のようなことをしてますけど、どうなんでしょうね。

夜明け前の出勤

自転車通勤していて今朝は、この秋初めて「寒い」と感じました。

雨が降っていなければ、自転車で自宅を出るのが朝6時10分。職場には6時25〜30分ごろ到着します。

ちょうど今時分は、通勤の途中で夜が明けます。

国立天文台のサイトで確認すると、まさに通勤途中の6時19分が、今朝の日の出の時刻でした。

日の出の時刻は、毎日少しずつ遅くなってきています。

今月1日は6時11分でしたが、来月1日には6時35分になるようです。ひと月で24分遅くなるペースです。

一方で「日の入り」はというと、今月1日が18時2分、来月1日は17時27分なので、35分早まるようです。

したがって、日の出から日の入りまでの昼の時間は、10月の1カ月間で59分も短くなるわけです。

とくに日の入りはどんどん早くなっています。いわゆる「つるべ落とし」の状態です。

ところで、自宅を出発する朝6時ごろはまだ真っ暗かと言うと、いまのところそうでもありません。

夜明け前がいちばん暗いというのは比喩的表現であって、実際には東の空が白む「薄明」の状態です。

薄明に明確な定義はないですが、その時間幅はおおむね日の出前の1時間ぐらいでしょうか。

なので日の出が7時を過ぎる時期になると、まだ真っ暗い中を出勤することになりそうです。

その頃の自転車通勤は、暗いことよりも、寒いのがつらい季節に入ります。

カテーテル手術

「心臓手術を受けました」という方に、ときどき出くわします。

しかしよく聞くと、その心臓手術は「カテーテル手術」のことだったりします。

元心臓外科医の私としては、少々がっかりします。それを手術とは、言ってほしくないんですよね。

この場合厳密には「カテーテル治療」とか「冠動脈インターベンション」と言うのが正しいです。

「インターベンション」というのは、元々は「介入」という意味です。

カテーテルを血管の中に挿入し、冠動脈に物理的な治療を施すので、たしかに外科的な手法ではあります。

心臓の「カテーテル検査」は、昔からたいてい内科医(循環器内科医)が行っています。

冠動脈インターベンションも、検査と同様の器具と手法で実施できるので、やはり内科医が行うのです。

この分野の進歩はめざましく、冠動脈の病変に対しては、主流の治療法となりつつあります。

そしてその結果、心臓外科医の仕事(狭い意味での心臓手術)が減っているわけです。

内科医がカテーテルを武器に、外科医の仕事に「介入」してきた状況とも言えます。

でも考えてみると、大腸ポリープの内視鏡的切除は、もっぱら内科医(消化器内科医)が行っています。

腹腔鏡下や胸腔鏡下に行う手術だって、やがてこれを手がける果敢な内科医も出てくることでしょう。

「外科」と「内科」の境界が、だんだんあやふやになりそうです。