継ぎ足し充電

スマホやタブレットやノートパソコンでは、バッテリーの持ちの善し悪しが話題になります。

しかしそれよりも、私が気にしているのは、バッテリーの寿命です。

かつて「ニッケル水素電池」は、十分使い切らないうちに充電すると起電力が低下するのが欠点でした。

いわゆる「メモリー効果」です。だから「継ぎ足し充電」はなるべく避けるのが常識でした。

一方で、最近使われている「リチウムイオン電池」は、メモリー効果がほとんどないのがウリです。

気軽に充電できるので、ACアダプターにつなぎっぱなしでも平気です。実はここに、落とし穴があります。

恐ろしいことに、フル充電の状態が続くと、電池がどんどん劣化して耐用年数が減ってしまうそうです。

その反対に、バッテリー残量ゼロの状態が続くと、再充電できなくなる可能性が出てくるそうです。

よって、リチウムイオン電池を長持ちさせるためには、中ぐらいの充電状態で継ぎ足し充電をするのが正解。

できるだけフル充電にはせず、フル充電に近づいたら必ずACアダプターをはずしましょう。

私の流儀は、バッテリー残量が20%を切ったら充電を開始し、80%を超えたら充電をやめること。

当然ですが、夜間のACアダプタつなぎっぱなしは厳禁です。

と言っても、これを遵守しているのはMacBook Proだけ。iPhoneはどうしても、フル充電になりますね。

推敲履歴保存法

ブログのような文章でも、それなりに<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-223.html" target="_blank" title="推敲">推敲</a>を行って、誤字脱字はもちろん、表現や内容を修正します。

そしてさんざん修正したあとで、やっぱり前の方がよかった、と思うこともよくありますね。

こういう場合パソコンでは、簡単に「元に戻す(undo)」ができます。そこが手書きとは大違いです。

どんどん元のバージョンに戻っていくことができますが、しかし単に戻れば済むことでもありません。

例えば、A, B, C, D, Eの順に、改訂してきたとします。

やっぱりBのバージョンが良かったと思うなら、undoを3回行えば、Bまで戻れます。

しかし、Bが良かったけどDの表現も捨てがたいと思ったとき、それらを比較検討するのは面倒な作業です。

AからEまでのすべての表現が、同時に閲覧できる状態で保存されていれば、理想的な推敲環境といえます。

そんな理屈から、私は推敲中の表現のいろんなバージョンを、いちいち保存していくことにしています。

削除しようと思った語句があれば、それを削除せず、「カット」して文章の最後の方に「ペースト」します。

そうすると文末には、推敲履歴がずらっと並ぶことになります。

あとで見返して、やはり復活させたいと思う表現があれば、その部分をコピペすれば済むのです。

これはけっこう有用な文章作成法だと、私は思ってます。特許ものです。マネしてもいいですよ。

行幸

天皇皇后両陛下が「第33回全国豊かな海づくり大会」臨席などのため、昨日まで熊本に滞在されていました。

県民の悲願「くまモンと両陛下の歓談」も実現しました。

「くまモンはお一人なの?」と難問をぶつけてくる皇后陛下も、なかなかユーモアがおありのようです。

天皇の外出を「行幸」と書いて「みゆき」と読んだりします。

私の浅薄な知識の中からは、「今ひとたびの みゆき待たなむ」という百人一首のフレーズが出てきます。

熊本県の関係者もまさに、そのような気持ちだったのかもしれません。

なにしろVIP中のVIPですから、迎える方も盛り上がります。

ところで「みゆき」と聞くと、ある年齢以上の方は、テレビ番組「ミユキ野球教室」を思い出すでしょう。

スポンサーは服地メーカーの「御幸毛織」です。紳士だったら知っているブランドです。

それを何十年ぶりかで思い出し、検索してみたら、そのCMがYouTubeにありました。すっごく懐かしい。

この会社名の「御幸」って言葉は、「行幸」と同義語なんだろうかと確認してみると、違うみたいですね。

行幸は天皇に用い、御幸は上皇や法皇のときに使うようです。ほう。習ったかもしれませんが忘れてます。

ついでに、全国に「みゆき」と名のつく地名は、たいてい天皇の行幸にちなんだものだとのこと。

それならば熊本にもありますね、御幸笛田とか御幸木部とか御幸西無田町とか、あそこらへん一帯。

御幸小学校のホームページによると、この地名は、明治35年の明治天皇の行幸に由来するそうです。

行幸の際にある村で起きた心温まるエピソードによって、その村の名が「御幸村」に改称されたとのこと。

そのエピソードをここに書くと長くなるので、泣く泣く割愛します。

で、なぜ「行幸村」にはならなかったのか、というのが次の疑問。

左利きが少ないわけ

魚にもヘビにも、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-319.html" target="_blank" title="左利き">左利き</a>とか右利きがあると、今日の朝日新聞に紹介してありました。

その内容はよく理解できませんでしたが、少なくとも「利き側」があるのは、人間だけではないようです。

考えてみると生物のからだは、外見上は左右対称に近いですが、その内部(内臓)は全く左右非対称です。

たとえば心臓は、発生初期には左右対称に形成され始めますが、途中から一方の方向にねじれていきます。

それが「左ねじれ」なのか「右ねじれ」なのか、確率的に定まるのではなく、一方に決まっているのです。

消化器やその他の臓器でも同様で、すべては遺伝子によって定められています。

では、そのような内臓の左右非対称性が、利き手にも関係しているのでしょうか。

左利きの人口が全体のわずか10%程度というのには、何かよほど理由がありそうです。

「右利きの戦士は、左手に盾を持つので心臓を守りやすい」という自然選択説は、あまりに短絡的です。

それなら「日本の侍は、左腰に刀を差す武士のしきたりが右利きに有利だった」という理屈も成り立ちます。

ていうか実際に、左利きの侍は、左右どちらに刀を差していたのでしょう。

ネット検索してみたら多くの方が、侍は左利きであっても、刀を差すのは左側だと教えてくれています。

その理由はさまざま。武士の左利きは、厳格に右利きへ矯正されていた、という説が優勢です。

なかには「刀を右の腰に差している武士を見た事がありません」などと言い放つ人もいます。何を見たの?

(訂正)

最初、タイトルを「左利きが多いわけ」としていました。うっかりミスにしても、あんまりですね。

当日お急ぎ便

どうしてもすぐに読みたくなった本があって、Amazonで発注しました。昨日の話です。

よく見ると「当日お急ぎ便」というオプションがあります。追加料金は500円。

「今から33分以内に『当日お急ぎ便』を選択して注文を確定してください」

その猶予のない通告に冷静さを失って、つい発注してしまいました。780円の本に500円の手数料払って。

注文当日中に熊本まで商品が届くのは、昨年5月に、Amazonの物流拠点が九州にもできたからです。

その名も「アマゾン鳥栖FC」。サッカーチームと間違えそうな名前です。

FCというのは「フルフィルメントセンター」のことで、かなりハイテクを駆使した物流センターのようです。

いまのところ、九州7県のうち、宮崎・鹿児島県以外には、当日配送に対応できるそうです。

それにしても、私が注文したようなマイナーな本まで、そのFCに在庫しているものなのか、少し不安でした。

案の定、夕方になってもまだ届きません。

配送担当のヤマト運輸に電話してみると、21時ごろまでにはお届けします、とのこと。

たしかに21時も「当日」ですけどね。私はもう帰りたいのです。

配送先を自宅に変えてくれと頼むと、その場合は翌日の配達になるとのこと。

そんなこんなで、本が届いたのは今日なのですが、いざ受け取ってみると、慌てて読むほどの本でもない。

当日お急ぎ便って、意外とこんな結末に終わりそうです、私の場合。

ルーチンワーク

誰でもその人に身についた、行動パターンとか、段取りとか、流儀や癖やリズムがあります。

私の入浴で言えば、(1)洗顔、(2)シャンプー、(3)体を洗う、という順序は絶対のものです。

それが最近、ときどき崩れます。今朝もそうでした。

シャンプーを手のひらに取り、それで洗顔してしまったのです。これで2度目。

ワンパターンのはずのルーチンワークを、無意識のうちに間違えてしまう。まずいですね。

いちばん危うかったのは、先日のトイレでのニアミス事件。(以下、食事中の方は注意してお読み下さい)

私はひところ、排便開始と同時に、水流しボタンを押していました。

こうすると、出たモノが便器にとどまらずにそのまま流れていくので、便器やトイレ内環境に良いのです。

もちろん最終的には、もう一度流します。水を余計に使うのが唯一の欠点です。

ところが先日は、あろうことか、水流しボタンのかわりに、おしり洗いボタンを押してしまったのです。

ノズルが出てくる音に気付いて、ただちに水止めボタンを押し、からくも、破滅的状況を回避できました。

このように、体に染みついたはずのルーチンワークを、ときどき間違えるようになりました。まずいです。

ちなみに排便中の水洗は、例の一件以来、やめました。

健康管理のためにも、便の性状、とくに色は、きちんと観察すべきだからです。

タイピング発電

新型「MacBook Pro」が本日、ヤマト便で届きました。おととい発売されて、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-750.html" target="_blank" title="すぐ発注">すぐ発注</a>したやつです。

Retinaディスプレイは、ほれぼれするほど美しく、目に優しい。ストレージも<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-245.html" target="_blank" title="SSD">SSD</a>なので、快速・快適です。

おりしも今日は、Microsoftの「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-259.html" target="_blank" title="Surface">Surface</a> 2」と「Surface Pro 2」が、日本でも発売されました。

高性能モデルのSurface Pro 2は、Windowsを搭載した、ほぼノートPCの性能を有するタブレットです。

良く言えばPCとタブレットのいいとこ取り、悪く言えばどっちつかずな製品かも(失礼)。

この両者、新型MacBook ProとSurface Pro 2には、共通点があります。

どちらも、第4世代intel Coreプロセッサ「Haswell」を搭載している点です。

この最新プロセッサは、性能がアップしただけでなく、省電力が特徴といわれています。

モバイル機器に必要な性能のなかで、バッテリーの持ちは特に重要でしょう。

上記両機種とも、1回の充電で7,8時間駆動するらしいですが、もうちょっと長ければ完璧ですけどね。

それで思いついたのですが、キーボードのキートップ1個1個の裏に、圧電素子を仕込んだらどうでしょう。

キーを押すたびに発電するわけです。1回当たりの発電量は少なくても、キーを押す回数は多いですからね。

これは画期的なアイデアです。特許を取得できれば大富豪間違いなし。コレハ急ガナケレバ。

あわてて特許庁のHPを見に行こうと、でもその前に念のためにググってみたら・・・

ありましたね、すでに。「タイピングによるマイクロ発電」などの文献が。特許も取得済みでしょうね当然。

ウェブクリップ

ニュースを呼んだり、検索をしたり、ネット上で得られる情報は膨大です。

その中で、面白い記事やサイトに出会うと、とりあえずそのページを保存しておくのが私の流儀です。

容易に再検索できるページも多いですが、苦労して見つけた、二度と出遭えないようなサイトもあるのです。

再検索したときには、情報が書き換わっていたり、跡形もなく消え失せているようなサイトすらあります。

だから貴重なページは、見つけた時点で保存するのが鉄則です。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-625.html" target="_blank" title="Evernote">Evernote</a>などの便利なツールもあるので、ウェブ上の情報はすぐにクリップしてクラウド上に保存できます。

なぜ保存するかって、そりゃあとで何か役に立つかもしれないし、また読むかもしれないと思うからです。

私はそのような性格なので、本や書類やその他多くのガラクタも、なかなか<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-227.html" target="_blank" title="断捨離">断捨離</a>できません。

学生時代や研修医時代に使った医学書は、80年代の医学水準を読み解く古文書のようなものです。要保存。

思い出のMacや使用済みのケータイや古いAV機器などは、時代の流れを象徴する遺品と言えます。要保存。

しっかりとした作りの空き箱は、何かをしっかりと保管するときに重宝しそうです。要保存。

同軸ケーブルの切れ端は、ちょっとだけケーブルが必要になったときにはバッチリ使えます。要保存。

まあこんな感じで、財力があれば保管庫を建造したいと思うぐらいです。

さいわいデジタル情報には、大容量HDDという保管庫があります。だから思う存分、溜めているのです。

iPad Air登場

Appleの新製品発表会はいつも、日本時間の午前2時に始まります。

今朝もいつものように早起きして(4時55分起床)、ネット情報を収集・精査しました。

目玉は「iPad Air」でしょうか、それとも「iPad mini」のRetina化か。新OS Xの無料化にも驚きました。

私の興味はもちろん、新型「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-745.html" target="_blank" title="MacBook Pro">MacBook Pro</a>」です。待ってました! ただちにAppleStoreで発注です。

この数年、こういったAppleの新製品の情報は、事前に漏れてネットを賑わします。

しかしiPad Airでいうなら、まず、その名称は漏れていなかったようです。薄さと軽さも予想以上でした。

良い方向に予想がはずれるのは、嬉しいものです。

競合タブレットと比較して圧倒的に薄くて軽くて、性能もデザインも良い。ただし高い。これがApple流。

Airとminiだけの品揃えになったので、単なるiPadはなくなったようです。

MacBook ProからMacBook Airが派生したのとは異なり、iPadはiPad Airに置き換わってしまいました。

これ以上薄くて軽くなると、次はどういう命名になるのでしょう。Airより軽いなら、iPad Heliumか。

CellularモデルのiPad Airの取り扱いキャリアとしては、ソフトバンクとKDDIの名前だけが公表されました。

ドコモはどうなるのでしょう。何かしらの理由で、iPad Airを取り扱わないのか、少し遅れるだけなのか。

ドコモ広報部は「(iPadに関して)希望はもっているし、検討はしていきたい」などと言っているようです。

希望をもっているって言うところに、逆に厳しい雰囲気を感じます。

Appleとの交渉で問題が起きているのかもしれません。Appleの出す条件にゴネているのかも。

ワクチン接種間隔

厚労省はようやく、ワクチン接種についての規定のひとつを、緩和しようとしています。

先週の審議会(予防接種基本方針部会)で検討が始まったのは、同一ワクチンの接種間隔についてです。

定期予防接種には、複数回の接種を行うワクチンがあり、その接種間隔は省令によって規定されています。

例えば日本脳炎ワクチンの1回目と2回目は、6日から28日までの間隔をおくことに決められています。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-415.html" target="_blank" title="以前にも書いた">以前にも書いた</a>ように、お役所が「6日の間隔」というのは、1週間後の同じ曜日のことを表します。

現行でも、規定の間隔で接種できなかった理由が病気等の事情であれば、定期接種として取り扱われます。

これを、病気等の理由でない場合にも拡大しようと、そういう方向の検討が始まったようです。

望ましい動きです。ですが当たり前のことだと、言わざるをえません。

もともと法律(予防接種法)でも政令(予防接種法施行令)でも、接種間隔は規定されていません。

それらの法令に基づいて、有効性と安全性に配慮して細かく定めた規則が省令(予防接種実施規則)のはず。

規定の接種間隔を過ぎたからといって、安全性が損なわれるとは思えません。

規定の接種間隔を過ぎたら定期接種の機会が失われるような制度では、有効性が保たれません。

予防接種の本来の目的に立ち返れば、接種機会を広げて接種率を上げることが、何よりも重要だと思います。