ベテルギウス膨張

「ベテルギウス」が、近いうちに超新星爆発を起こす可能性があることは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-163.html" target="_blank" title="昨年も書きました">昨年も書きました</a>。

ここにきて、状況はいよいよ緊迫してきたようです。大げさに言えばそうなります。

ベテルギウスは、冬の星座オリオン座の、左上角の赤い星です。地球から640光年離れたところにあります。

そのベテルギウスが、最近急速に膨張しているというニュースが、今日になって飛び込んできました。

過去40年で、直径が2〜3倍に膨らんでいるとのこと。過去4億年じゃないですよ、40年ですよ。

直径が太陽の1000倍といわれている巨大な星が、このようなスピードで膨張しているとは、こりゃ大変。

専門家の間には否定的意見もありますが、ついに超新星爆発の前兆かと、一部では盛り上がり始めています。

もしもベテルギウスの惑星に知的生命体が住んでいたとしたら、今頃は大騒ぎでしょう。

はたして今年爆発するなんてことはあるのか。どうせなら、見てみたい。

爆発後3カ月間は、月の100倍の明るさで輝き続けるとか。かなり明るい夜になりそうです。

超新星爆発で大量のガンマ線が出るので、地球への影響が少し心配されます。

シリウスの距離の星の爆発だったら、地球上の生物は絶滅するそうです。ベテルギウスが遠くてよかった。

新聞休刊日

今日は、新聞各紙の休刊日でした。

それが大事なIOC総会の翌日であることがわかっていても、変更することはできなかったのでしょうか。

2020年東京五輪開催が決定したのが、昨日の朝5時台。その瞬間から、テレビは興奮の渦。

そんな中で届いた昨日の朝刊にはしかし、なんの感慨もなく、淡々とオリンピック以外のニュース。

昨日は日曜日だったので、夕刊もなし。そして翌日の今日は、休刊日。

休刊日の最大の目的は、新聞販売店の慰労です。でもそれなら、早めに変更すれば済むのでは?

東京五輪が決まるかもしれない今回のIOC総会の開催地と日程は、だいぶ前から決まっていたはずです。

各紙はネットで速報し、「号外」を出すのがせいぜい。通常の紙面で届けることができませんでした。

新聞はテレビよりも遅れても、じっくりと読み込ませることに優位性がありますが、それにも旬があります。

本来なら、重要なイベントは、その後の最初の朝刊で報じるべきですが、昨日は叶いませんでした。

今日、朝刊を発刊できていたとしても、すでに丸1日経っています。出遅れ感は否めなかったでしょう。

まして、明日になってから報じたのでは、どう考えても興ざめです。

それでも、明日の朝刊は、このニュースが一面を飾るのでしょうね、たぶん。

東京五輪開催決定

2020年の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-108.html" target="_blank" title="オリンピック">オリンピック</a>開催都市が、東京に決定しました。ともかく、よかったです。

今朝いつも通り4時55分に起床してNHKをつけると、ちょうど決選投票の結果発表を待っている状況でした。

押しボタンによる電子投票で、瞬時に結果が出たはずなのに、発表までずいぶんじらしてくれます。

1回目の投票では東京がトップ。しかし過半数はならず。おまけに他の2都市の票は同数。

各国の、必死の招致活動を物語る結果ですね。結局マドリードは、最下位決定投票で敗退。

あとで判明した1回目の投票の得票数は、東京42,イスタンブール26、マドリード26でした。

では、マドリードの26票と、1回目で投票権のなかったスペインの3票、合計29票の行方はどうなったのか。

決選投票では、東京に18票、イスタンブールに10票ほど上積みされました。委員1人は投票せず。

東京とイスタンブールの得票数は、1回目の42対26が、決選では60対36と、東京の比率が増えました。

最終的に、東京への支持が、さらに増えたわけです。

安倍首相はプレゼンで、福島の汚染水問題の解決を「保証」し、ロゲIOC会長もそれを評価しています。

はっきり言ってほとんどハッタリですが、IOC委員たちを納得させるだけの気迫はありました。さすがです。

1964年の東京オリンピックのとき、私は4歳。聖火ランナーを見に行った記憶が、かすかにあります。

2020年となると、私は還暦なんですよね。こんどは生で、競技を見ようかな。

米国で百日咳流行

米テキサス州で、百日咳患者が急増しているとのこと。

ワクチンが有害だと懸念する親が、子どもに予防接種を受けさせないことが、流行の原因だそうです。

なんだ、ワクチン先進国といわれる米国でも、地域によっては日本と似た状況じゃないですか。

日本では、「三種混合ワクチン(DPT)」や「四種混合ワクチン」によって、百日咳の予防が行われます。

三種というのは、D(ジフテリア)、P(百日咳)、T(破傷風)のことで、ポリオが加われば四種です。

標準的には、乳児期に「第1期初回接種(計3回)」を、その約1年後に「第1期追加接種」をします。

さらに11〜12歳では「第2期接種」が行われます。

この第2期接種は「二種混合ワクチン(DT)」とよばれ、Pが抜けています。百日咳が省かれているのです。

DPTの免疫持続期間は、数年から長くて12年程度といわれています。

なので中高生になるころには、百日咳の「免疫切れ」が起きる危険があります。

ときどき成人の百日咳患者が出たり、大学で集団発生したりするのは、こういった背景によるものです。

成人が百日咳にかかっても軽症ですが、乳児が感染すると重症化しやすく、生命の危険があります。

赤ちゃんを百日咳から守るためには、感染源となりうる周囲の大人が、確実に免疫を付ける必要があります。

ちょうど、先天性風疹症候群を防ぐために、大人が風疹ワクチンを接種するのと似ています。

米国ではすでに、思春期のDT接種を成人用DPT接種に切り替えています。

厚労省も4年前に、DTを少量DPTに置き換える臨床研究で、その有効性と安全性を確認しています。

ところがどういうわけか、なかなか予防接種制度が変わりません。まことにおかしな国です。

ドコモからiPhone

ドコモかしこも、iPhoneを発売するようです。正式発表は9月10日のお楽しみ(日本時間は翌午前2時)。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-688.html" target="_blank" title="予想">予想</a>されてはいましたが、まさか本当に、というのが正直なところ。

「ドコモからiPhone」という<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-465.html" target="_blank" title="報道記事">報道記事</a>は、これまでにもう何度も見てきました。

とくに日経。よほどドコモからiPhoneを発売させたいのでしょうか。熱心な報道を繰り返してきました。

そしてそのたびに、「とばし記事」とか「出る出る詐欺」とか「東スポ並み」などと揶揄されてきました。

ほとんど「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-169.html" target="_blank" title="オオカミが来たぞ">オオカミが来たぞ</a>」と同じで、すっかり慣れっこになってきた矢先の、今回の報道でした。

顧客の流出が止まらないドコモと、Androidに圧倒されてジリ貧のAppleが、お互いに妥協したのでしょう。

ある調査では、現ドコモユーザーの55%が、次期iPhoneを購入したいと考えているとのこと。

世界的にはAndroidのシェアが伸びる中で、なぜか日本ではサムスンも国産スマホも、それほど売れません。

Apple信者の私が言うのもアレですが、そこまで<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-590.html" target="_blank" title="iPhone好き">iPhone好き</a>なんですか、日本人は。

思うにこれは、ある意味、消去法なのです。

(1)国産スマホには各社一長一短があり、何かあったときのことを考えると、シェアの大きい製品が無難。

(2)シェアでは世界一を誇るサムスンだが、なんとなく嫌い。諸事情あるのです。

(3)そのサムスンに、してやられたAppleに対しては「判官びいき」的心情もあるかも。

日本脳炎注意報

「日本脳炎注意報」が9月2日、熊本県下に発令されました。県が注意喚起しているのは、以下の3項目。

(1)蚊(コガタアカイエカ)に刺されないように心がけること

(2)休養、栄養、睡眠を十分にとり過労を避け、体力の保持に努めること

(3)日本脳炎ワクチンを接種すること

蚊に刺されるなと言われても困るし、休養もなかなか十分にとれないのが現実ですけどね。

日本脳炎は、感染したブタを刺した蚊が、そのあと人を刺すことによって、ウイルスを媒介します。

手洗い、うがい、人混みを避ける、などといったインフルエンザの時のような対策では、防御できません。

調べてみると、私が6歳のときの日本脳炎の患者報告数は、全国で年間2000人を越えていたようです。

発病者の3分の1は死亡し、3分の1には重度の後遺症が残る、ホントに恐ろしい病気です。

幼少期の私は日本脳炎に恐怖を感じていたので、蚊に刺されるとすぐ、キンカン(薬)を塗っていました。

あの刺激の強いキンカンなら、日本脳炎のばい菌を消毒できるだろうと、当時はそう思っていたのです。

日本脳炎から本当にこどもたちを守るのは、予防接種です。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-545.html" target="_blank" title="定期予防接種">定期予防接種</a>のひとつとして規定されています。

ところが、こどもたちの日本脳炎ワクチンの接種が無料であることを、ご存じない方が思いのほか多い。

現在は、0歳6カ月の赤ちゃんから高3相当のお子さんまで、みんな無料で接種できます。

こんなに幅広い年齢層で、全員が定期接種扱い(無料)という予防接種は、ほかにありません。

厚労省は、過去の日本脳炎ワクチン政策で<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-610.html" target="_blank" title="負い目">負い目</a>があるので、それを反省しての<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-635.html" target="_blank" title="大盤振る舞い">大盤振る舞い</a>なのです。

ザッピング

リモコンで、チャンネルを頻繁に切り替えるテレビ視聴スタイル、それが「ザッピング」。

切り替わった瞬間の画面が面白そうだったら、その番組をしばらく観るし、飽きたらまた切り替える。

最近増えているザッピング。落ち着きのない行為であり、決して上品な振る舞いではありません。

しかし、面白い裏番組を見逃さず、限られた時間で複数の番組を楽しむためには、けっこう有効な手法です。

どうせなら、リモコンに「ザッピングボタン」をつくったらどうでしょう。

これを押せば、以後自動的に、各チャンネルが数秒間ずつ次々に、延々と切り替わっていくわけです。

何秒間ずつ切り替えるかは「ザ5」とか「ザ10」のボタンで選べます。それぞれ5秒ずつ、10秒ずつです。

リモコンのフタを開けると「ザ1」ボタンもあります。とくにせっかちな人用です。

気に入った画面に遭遇したら「ザ止」ボタンを押します。ザッピングが止まり、通常視聴モードになります。

番組の内容に応じて、自動的にチャンネルが切り替わるシステムがあっても、いいですね。

たとえば「爆笑」ボタン。爆笑音声が流れているチャンネルを探して、自動的に切り替えてくれます。

さらに「爆笑」ボタンと「ザ5」ボタンを同時押しすれば、爆笑番組だけを5秒ずつ、ザッピングできます。

これでもう、どんな爆笑シーンも見逃しません。

応用力不足か?

4月に実施された全国学力・学習状況調査(<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-205.html" target="_blank" title="全国学力テスト">全国学力テスト</a>)の結果が、先週公表されました。

今年もまた「基礎はいいが、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-255.html" target="_blank" title="応用力">応用力</a>が不十分」との結論。毎年のことです。

新聞はすぐに「どうして応用力が伸びないのか」などという論調で書き立てます。これも毎度のこと。

しかし私に言わせれば、基礎と応用を同列に評価することが、そもそも間違っているのです。

A問題(基礎問題)は、知識を問うものであり、知識量に比例して得点できるように出題されます。

学校で教える範囲内で評価するので、よく勉強した子なら、100点満点が取れるはずです。

平均得点が62〜77点となった今年の出題は、ちょうど良い難易度だったと言えるでしょう。

B問題(応用問題)は、知識を引き出し、統合し、問題解決へと向かう能力を問うものです。

応用は無限の広がりを持つものであり、簡単に高得点が取れるような出題では、評価に役立ちません。

平均得点が42〜68点となった今年の出題は、これもまた良問だったと言えるのではないでしょうか。

A問題とB問題では、評価のゴールが違うのです。その平均点に差がついて当然です。

点数だけを見て「基礎は身についているが応用は苦手」と評価すること自体が、ナンセンスだと思います。

マック改革

「マクドナルド改革総仕上げ」

数日前、日経の見出しを見て、マックも本格的に高級路線に転換か、と勘違いしたのは私。

「マクドナルド総革仕上げ」に見えたものですから。

日本マクドナルドの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-511.html" target="_blank" title="原田社長">原田社長</a>が退任し、後任にはマクドナルド・カナダの幹部が招かれるとのこと。

2004年に、アップルコンピュータ(日本法人)社長からヘッドハンティングされた原田氏。

当時「マックからマックへ」と報じられ、しばらくは勢いも良かったのですが、近年はかなり厳しい様子。

低価格路線ではブランド力を失うし、高級路線を打ち出したら敬遠されてしまいます。

6月から500円前後のバーガーを売り出し、7月には土曜限定の1000円バーガーが話題にはなりました。

私は土曜日が仕事なので食べ損ねましたが、パッケージだけでも、かなり金のかかった仰々しさでした。

ところがその6,7月は、客単価は7.5%増えはしたものの、客数が9.5%減ったそうです。

限定販売の1000円バーガーは結局、単なる話題、話のタネにしかならなかったということです。

だいたい、「高級」を求めてファストフード店に来る客など、いないのです。

原田社長もそろそろ、年貢の納め時かもしれません。

もう二度と発売されないのでしょうか、1000円バーガー。こんなことなら、7月に食べときゃよかった。

電力計

次世代の電力計は、全国の電力会社共通の仕様にする方向で、経産省が検討を始めるとのこと。

何言ってんの。そんなこと早くやりなさいよ、って話でしょう。

今までホント、そういう努力してこなかったですね、経産省も電力業界も。

コストは下がるし便利にもなる。ネット接続の「スマートメーター」というのにも、期待できます。

電力需要をリアルタイムで把握できるし、「検針」作業も不要になります。

今の電力計は、勝手口付近の壁とかに設置されてます。それを毎月検針員が見て回る。原始的な作業です。

あれって、民家の敷地内に立ち入って、裏に回って確認しているわけですよね、一軒一軒。

家によってはけっこう大変でしょう。裏口周辺がゴチャゴチャしてたり、犬が吠えたり。

と思っていましたが、遠くから望遠鏡で検針するみたいですね、近寄りにくいときは。いや、それでも大変。

やはりネット接続のスマートメーターに限りますね、これからは。

昔、理科の先生が、電気を使っても電力計が回らなくなる装置の原理を、解説してくれたことがありました。

これを実行したら重大な違法行為ですが、幸か不幸か、その内容はすっかり忘れました。

何かの回路をコンセントにつなぐだけでOKみたいな、そんな記憶がありますが、ウソでしょうね、きっと。