社会的地位のある人が、匿名の投稿で暴言を吐きまくり、あとで身元がばれて非難の嵐に遭い、大恥をかく。
そんな「事件」を聞くたびに、人間の業というか、心の中の闇の部分を感じます。
「言論の自由」は尊重されるべきですが、その言論に対しては責任をとらなければなりません。
匿名での言論活動は、その責任から逃れようとする場合が多いのが問題です。
今週報道されているのは、某経産省官僚が、2年前に匿名ブログに書いた暴言。
「復興は不要だと正論を言わない政治家は死ねばいい」
このような、匿名の暴言や誹謗中傷は、ネット社会の副産物のようなものでしょう。
ツイッターに暴言を投稿した復興庁の官僚や、2chに誹謗中傷を書きまくっていた小説家もいましたね。
彼らの投稿内容を「分析」して、ついにその身元を割り出すネット住人たちも、なかなかのものです。
今回の経産官僚は、実名や肩書はおろか、家族の写真や名前までがネット上に晒されてしまっています。
このような行き過ぎた「社会的制裁」もまた、多くは匿名活動によるものです。
私の場合、ブログもFacebookも実名投稿であり、もとよりひどい暴言を吐くことなどあり得ません。
あたりさわりのない、穏やかな、つまり毒にも薬にもならない記事を提供し続けております。