虫が目に入る

自転車で、夜暗くなってから帰宅するとき、何が困るかって、虫でしょう、いまの季節。

途中で田んぼの横を通る区画があるのですが、走っていると必ず、顔に無数の虫が当たってきます。

その一部は、目に入ります。鼻から吸い込みます。唇にも張り付きます。

なるべく前傾姿勢で、顔を下に向けて走り抜けたいのですが、ずっとうつむいた状態では危ない。

前方の安全確認のために、ときどき顔を上げなければなりません。そして上げた瞬間、やられます。

昼間見ると、ちょうどこちらの顔の高さぐらいに、蚊柱ができてますよね。

小さな虫がたくさん群れてます。虫なのに、近付いても逃げない。ていうかむしろ、待ち受けてる。

いやそれどころか、避けようとしても寄ってきます。寄ってきて、私の顔を蚊柱で覆い尽くす感じ。

覆い尽くすだけじゃなく、そのまま私の移動速度に合わせて、ピッタリ付いてきます。

夜にも蚊柱があるのなら、私は何もわからないまま、まんまとその中に顔を突っ込んでいるわけです。

調べてみると蚊柱は、たいていは「ユスリカ」の群らしいですね。

蚊ではなくハエの仲間なので、刺さないそうです。確かに、蚊柱に顔を刺された覚えはないですけどね。