算数の応用問題

全国学力テストのことを<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-700.html" target="_blank" title="先日書きました">先日書きました</a>が、実際に応用問題を見てみると、なかなか面白いですね。

今日は、小学校6年算数の応用問題(B問題)から、とくに「応用力」が試される、良問をご紹介します。

全5問のうち、第1問の(2)番の設問です。

実際の問題文は冗長なので、要点だけ書くと、次のようになります。

遊園地で乗り物に乗る計画を立てたところ、乗り物券が15枚必要になった。いちばん安い買い方はどれか。

(1)100円券を15枚買う

(2)1000円の11枚つづり券を1枚と、100円券を4枚買う

(3)1500円の乗り放題券を買う

出題者(国立教育政策研究所)の模範解答は(2)です。

しかし、当初の計画通りの15枚で済むわけがないでしょう。

こどもというのは必ず、「もう少し」遊びたくなるものです。

最初に買った15枚を使い切ったあと、100円券を何枚か追加購入する羽目になることは、目に見えてます。

その意味で、真の「応用力」を評価するなら(3)でしょう。(2)は応用力不足。(1)は官僚体質。