自転車通行可

自転車と歩行者の接触事故が、最近とくに問題視されています。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3.html" target="_blank" title="自転車は車道を走るキマリ">自転車は車道を走るキマリ</a>です。例外的に歩道を走れるのは「自転車通行可」の標識のある歩道だけです。

私もこの規則に従って、原則として車道を走っています。

車道では自転車も、左側通行するのがキマリです。右側を走ると、かなり危なっかしい思いをします。

自動車から見ても、向かってくる自転車とすれ違うのはイヤなものです。相対速度のせいでしょうか。

実際には、「アイコンタクト」がとれる点からは、追い越すよりはすれ違う方が安全なのかもしれませんが。

歩道を走るときも、左側の歩道を走ることが多いです。必要に応じて車道に降りる場合があるからです。

歩道走行の際に気にかけていることは、

(1)路地から、自動車が飛び出してくる可能性

(2)歩道上の歩行者が、予想外の動きをする可能性

このうち(1)は、ホントに怖い。だから私が車を運転するときは、とても慎重になります。

問題は(2)です。歩行者って、歩道上にいるときは、交通安全のことをあまり考えていないのです。

自転車で歩行者とすれ違うときは、歩道上でアイコンタクトがとれるので、比較的安心できます。

ところが、歩行者を追い越すときは、彼らの挙動に驚かされることがしばしばです。

歩行者って、まっすぐ歩いていないのです。ゆら〜っと左右にブレてみたり、突然横向いたり、止まったり。

いちばん怖いのは、ケータイ(スマホ)見ながら歩道の真ん中を歩いている人間。もっとも危険な存在です。

そばをゆっくり通り抜ける私の自転車に突然気づき、驚き、「危ないじゃないか」という目つきで睨みます。

こういう連中は、もう厳罰です。

電子カルテの欠点

ある医療系サイトで、電子カルテの利点と欠点についてのアンケート結果がまとめられていました。

回答者の約半数が、利点が大きいと答えたのに対し、約2割は欠点の方が大きいと回答。その理由をみると、

利点「カルテの記載が容易である」

欠点「カルテ記載に時間がかかる」

電子カルテも突き詰めれば、単なるパソコンソフトです。パソコン嫌いの人は当然、電子カルテも嫌い。

利点「情報共有が容易である」

欠点「情報流出の懸念がある」

これは相反するものではなく、同じ事実を両面からとらえたもの。ITすべてに共通する大事な問題ですね。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-59.html" target="_blank" title="セキュリティー">セキュリティー</a>面は、これまでにも書いてきたように万全を期しています。

利点「患者への説明が容易」

欠点「患者と向き合う時間が減少」

たとえブラインドタッチが得意であっても、ディスプレイだけは見なければ、カルテ入力ができません。

患者さんと「向き合う」時間を減らさないためには、診察後にまとめて入力するのが望ましいでしょう。

しかし時間の節約のためには、問診や診察の途中で随時、病歴や所見や処方などの入力を済ませたい。

私の代わりにカルテ入力をしてくれるスタッフがいれば、私は問診や診察に専念できます。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-21.html" target="_blank" title="手首">手首</a>にも優しい。

しかしそうなると心配なのが、口述で入力してもらった文章の入力ミス(誤変換)です。

とくに当院独自の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-138.html" target="_blank" title="ミニカルテ">ミニカルテ</a>」は文章も長いので、誤変換が多いと、修正に時間がかかるばかりでしょう。

そのほかにも心配事はいろいろありますが、電子カルテの欠点は、ひとつひとつ克服しなければなりません。

AED

AEDを購入し、院内に設置しました。AEDというのはもちろん「自動体外式除細動器」のことです。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-599.html" target="_blank" title="心室細動">心室細動</a>という、致死性の(そのまま放置すると死亡する)不整脈を治療(除細動)する装置です。

「まだ買ってなかったの?」とか言わないで下さい。「自動」ではない「除細動器」なら持ってましたので。

自動ではない「手動」の除細動器は、医師が、その時の状況判断によって使用するものです。

これに対して、通常は医師以外の人間が、機械の判断にしたがって使用するのがAEDです。

医師なのに、自分の判断ではなく機械の判断で除細動を行うことに、私は抵抗がありました。

だから6年前の開院当初にはAEDではなく、手動式の除細動器を購入したのです。

もちろんこのほかに、手動式のものは、心室細動以外の不整脈にも使用できる点も考慮していました。

しかしながら、次の3点を考えるに至り、やはりAEDを配備することに決めました。

(1)最近のAEDは、完全自動ではなく、医師が心電波形を確認しながら使用できるものが出てきた。

(2)心室細動以外の不整脈に対する電気治療は、合併症の危険性を考慮すると、病院に搬送して行うべき。

(3)院内で、私自身が倒れたときのために(そん時はよろしく)。

ペンネーム

まえに<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-678.html" target="_blank" title="キラキラネーム">キラキラネーム</a>について書いたとき、私の名前「由一」について触れました。

読みは「よしかず」なのに、こどもの頃、初対面の友達からは「ゆいち」と呼ばれることが多かったです。

つい最近になって、「かず」というのが「一」の音読みだと知りました。これはちょっと意外でした。

つまり「よしかず」は音読み、「ゆいち」は訓読みなんですね。

有名な作家には、本名のを読み方だけ変えてペンネームにした人がいます。

私の好きな「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-286.html" target="_blank" title="安部公房">安部公房</a>」の本名は「あべきみふさ」だし、「松本清張」の本名は「まつもときよはる」です。

訓読みの本名を音読みに変えると、なんか芸術家っぽくなりますね。

だからもしも私が作家になったとき、ペンネームを「ゆいち」にしたら、逆の変化ということになります。

ところで、私が初めて自分以外の「由一」を目にしたのは、洋画家「高橋由一」でした。

これは画家になった後に名乗った名前だそうですが、読みは「ゆいち」。芸術家なのに訓読みです。

その次に目にした「由一」は、プロ野球選手の「髙木由一」。その次が、プロゴルファーの「横島由一」。

2人とも読みは「よしかず」です。

ほかに有名人はいるのかなと調べたら、美川憲一の本名が「百瀬由一(ももせよしかず)」でした。

私はこの「由一」を縦書きにしたときの、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-348.html" target="_blank" title="左右対称">左右対称</a>なところが気に入っています。

なので、名字まで左右対称な髙木由一氏がうらやましい。

メガシャキ

「メガシャキ」よりも強い「ギガシャキ」が発売されたそうですね。テレビCMを見ていて知りました。

ハウスの眠気覚ましドリンクですが、私はどちらも飲んだことがありません。

ていうか最近は、夜遅くまで起きて仕事をすることがなくなったので、その手のドリンクは不要なのです。

「メガシャキ」って、目がシャキっとするという意味のネーミングなんでしょうかね、やっぱり。

しかしそのメガシャキの刺激を強めた新製品を、単純に「メガシャキゴールド」にしなかったのが、いい。

企画会議で誰かが「ギガシャキってどうすかね」「いいんじゃないのヤマちゃん」てな感じで即決。たぶん。

そうなると、もっと刺激を強めたものは「テラシャキ」ということになりますね。「ギガ」の上は「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-62.html" target="_blank" title="テラ">テラ</a>」。

特別な製品なので、ボトルのデザインやロゴも一新します。

名称も、もはや「テラシャキ」ですらなく「寺崎」にするとか。

「ハウス 寺崎」

なんか、効きそうです。ちょうど<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-494.html" target="_blank" title="サントリー">サントリー</a>の「山崎」みたいに、特別な感じがします。

さらに、長期熟成させた限定品も発売されるでしょう。

「ハウス 寺崎 12年」

もう12年ぐらい眠くなりません。

猛暑レース

「今年は暑いねぇ」という言葉が聞かれますが、毎年この時期は暑いのです。

地球温暖化もあるかもしれませんが、本当に年々暑くなっているのかどうかは疑問です。

むしろ「暑い暑い」を連呼する報道こそが、過熱(加熱)しているように思えます。

「暑いと言うから暑いのです」

今日の最高気温地点がどこで、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-658.html" target="_blank" title="猛暑日">猛暑日</a>が連続何日とかの情報では、少なくとも涼しい気持ちにはなれません。

もう猛暑日本一競争はやめませんか。

気象庁が公式発表する気温は、全国の気象台やアメダス観測所の一部における観測データです。

4日前に国内観測史上最高の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-669.html" target="_blank" title="41.0度">41.0度</a>を記録したのは、高知県四万十市の江川崎地域気象観測所だそうです。

念のためGoogleマップで確認すると、愛媛県境に近い、すごい山奥ですね。

衛星写真で見る限りでは、涼しげな渓流の雰囲気ですが、盆地になっていて気温が上がりやすいそうです。

しかし一部サイトでは、この観測所の記録を疑問視しています。

気象計下の芝生の面積が小さい、しかも剥げている、そばにアスファルトの駐車場がある、などがその理由。

ま、写真で見るとその通りですが、しかし猛暑報道が過熱するから、こんな中傷サイトまで出てくるんです。

それと気象庁。芝生の管理をちゃんとやってください。

爪切り

商売柄、爪切りは頻繁に行っています。

勤務医(外科医)の頃は、とくにそうでした。手術の前に、精神統一のような感覚で爪を切っていました。

切るだけではなく、専用のヤスリで研(と)いで整えるのが重要でした。

よく、爪切りの柄の部分にヤスリが付いてますが、あれではダメですね。目が粗いし、本体が小さすぎ。

私が愛用している爪研ぎ専用のヤスリは、本体が長くて使いやすいです。コスモスで買いました。

最近困っているのは、メガネをかけて爪を切ることができないことです。もちろん、老眼のためです。

爪切りというのは、そこそこ細かい作業です。明るい場所で、慎重にやらないと痛い目に遭います。

「夜爪を切ると親の死に目に会えない」といいますが、その意味は、

(1)夜は暗いので、爪を切るとケガをしやすい。万一命に関わることでもあれば、親の死に目に会えない。

と解釈されているようですが、指先のケガぐらいで命の心配をするのも大げさか。むしろ私は、

(2)爪切りのとき明るくするために、電気(または、ろうそくやあぶら)をムダに使うのが親不孝だ。

という意味だと、聞かされたことがあります。

いま私は、朝の診療前に爪を切るのが習慣です。ケガ防止や節電対策でもなく、なぜか夜には切りませんね。

バックアップの条件

データクラッシュは忘れた頃にやって来ます。「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-59.html" target="_blank" title="バックアップ">バックアップ</a>しときゃよかった」と後悔してもあとの祭り。

数々の苦い経験に泣いてきた私がたどり着いた、バックアップの必要条件を述べます。

(1)高頻度であること

データがクラッシュしたとき、直前のバックアップからの経過時間が短いほど、当然実害は少ないわけです。

なのでバックアップは限りなく高頻度に、できることならリアルタイムに行うべきです。

これは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-107.html" target="_blank" title="Dropbox">Dropbox</a>などのクラウドストレージを利用した「同期型」バックアップで実現できます。

(2)改変できないこと

同期型バックアップの欠点は、ファイルやフォルダの削除が、そのまま同期されてしまうことです。

ファイルの過去バージョンを復活させる方法はありますが、複数ファイルの大規模な修復は難しくなります。

一度バックアップしたものは、そのまま保つことが重要。これには外付けHDDへの保存が有利です。

(3)安定していること

外付けHDDは、故障する可能性があります。パソコンの内蔵HDDへのバックアップなどは、もちろん論外。

複数の外付けHDDへ、多重バックアップを行うことが理想的。

クラウドストレージには、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-323.html" target="_blank" title="システム障害">システム障害</a>や<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-666.html" target="_blank" title="サービス終了">サービス終了</a>などの危険があることは、以前にも書いた通りです。

(4)復元が容易であること

保存と復元の容易さで言えば、MacのOS標準の「Time Machine」は、私の理想に近いすぐれものです。

1時間ごとに24時間、1日ごとに1カ月間、1週間ごとのバックアップをずっと、自動的に保存してくれます。

なによりも、復元が直感的なのがいい。と書いても、現物を見ないとわかりませんね。

(5)安全であること

USBメモリやDVDへの保存は、紛失や盗難の危険があります。ノートパソコンも持ち出さない方が賢明。

火災等によるデータ消失を防ぐためにも、自宅と職場の両方での保存や、クラウドの利用が必要です。

しかしクラウドサービスでは、ハッキングが心配です。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-612.html" target="_blank" title="NSA">NSA</a>に監視されていることも、忘れてはなりません。

現在私は、クラウドで同期した4台のMacに、それぞれ外付けHDDを装着し、全部Time Machineを稼働中。

さらにLAN上のHDD(NAS)にも保存。8重のバックアップです。バックアップマニアと言えるかもしれません。

星新一賞

「吾輩は猫である」を最後まで読み切れなかった私でも、星新一のショートショートは読みやすかった。

中学時代には、はまりました。SFだけど絵空事とも言えない、ちょっと考えさせらる物語が多いですね。

その名を冠した、日経「星新一賞」が、どういうわけか没後16年の今年になって、創設されました。

「『理系文学』を土俵に、アイデアとその先にある物語を競う賞」とのこと。その課題は、

「あなたの理系的発想力を存分に発揮して読む人の心を刺激する物語を書いてください」(一般部門)

「100年後の未来を想像して物語を書いてください」(ジュニア部門)

規定字数は10,000文字以内(ジュニア5,000文字以内)。応募締切は10月31日。むむ、あと3カ月足らず。

面白い。チャレンジしてみるか。そんな誘惑に駆られた「元少年」が、全国に何百万人といるはず。

そこで私も、まずは「準備」として、星新一を読みなおしてみることにしました。お盆休みもあるし。

ちょうど、1001話全作品を収録した豪華本があるではないですか。いつ買うのか、いまでしょう、ですよ。

で、Amazonから届いたんですけどね、その豪華本。でかい。1001話が、ぎゅうぎゅう詰めです。

お盆休みに読破するのは、どう考えても不可能。応募締切までに読み終えることさえ無理だと思う。

ていうか、読み終えたとしても、私が面白い物語を創作できる保証はまったくありません。

ですが、どのようなものであれ、1編は必ず応募しますので。言っちゃった。

キラキラネーム

「キラキラネーム」 まず、その呼び方がおかしい。

こどもの名前に、特殊な読み方をする漢字を当てることが増えているのは、職業柄よく知っています。

ただ、キラキラネームという呼称は、最近になって知りました。

名前が読みにくいと言うだけで、私は目くじらを立てたりはしません。個性的でいいじゃないですか。

「救急現場で名前を呼べなくて困る」なんて意見もありますが、本質的な問題とは思えません。

読みにくい名字だって、たくさんあります。

それよりも、その子が学校に行き、大人になり、一生その名前で生きていくことを、親は認識しているのか。

そこまで考えた上での命名なのか。それが大事でしょう。

漢字が難しいと、こどもが学校で苦労する、なんて言う人もいますが、名字の漢字だって同じことです。

私も低学年の頃は「つる原由一」と書いていましたが、ある時から「鶴」の文字を書くようになりました。

不格好に大きな「鶴」の字になってしまいますが、それ以来、「鳥」の付く漢字にも興味を覚えました。

私の名前の「由一」にしても、初対面の人から必ず正しく読んでもらえるとは限りませんが、かまいません。

さいわい日本語には「かな」があります。読み方を口で伝えれば、聞き手はそれを正確に書き留められます。

でも、例えば英語ではどうなんでしょう。耳で聞いただけの言葉を記録するとき、どうするんでしょう。

先週「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-97.html" target="_blank" title="刑事コロンボ">刑事コロンボ</a>」を観ていたら、ある人物のことをコロンボが聞き出すシーンがありました。

名前はどのようにつづるのかと尋ねられた相手は、わからないと返答。

コロンボは手帳に、なにやらメモってましたけど、つづりのわからない名前を、英語でどう書き留めるのか?