0.07秒

「わずか0.07秒のズレのために発射中止」というニュアンスの、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-693.html" target="_blank" title="イプシロン">イプシロン</a>打ち上げ中止報道。

どのような尺度の正確さが求められるかにもよりけりですが、0.07秒は、わずかとは言えないでしょう。

「地上設備とロケットのコンピュータの間の通信には必ず0.07秒かかるのに、それが考慮されていなかった」

とぼけたこと言ってますね、JAXAも。

通信時間も考えず、「イプシロンは時間通りにやってないじゃん」て、地上が早とちりしたってことでしょ。

イプシロンにしてみれば、「まだ命令聞いてないっスよ」てな感じなのに、叱られたわけです。

「パソコン2台で発射管制を行うことができる」って前評判でしたが、全然管制できてないじゃないですか。

「ロケットに人工知能をもたせた」そうですが、ならば通信せず、ロケットに全部任せときゃよかったのに。

今回の打ち上げ中止が、どれほど日本の科学技術の評価を下げたことか。

打ち上げ前から「ICBMに転用できる」と日本を非難してきた韓国の、高笑いが聞こえてくるようです。

JAXAの方へ。来月はビシッと決めて下さい。できれば火曜か金曜でお願いします。また生中継見ますので。

同時接種は安全

ワクチンの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-387.html" target="_blank" title="同時接種">同時接種</a>を、私は推奨しています。その理由はいろいろありますが、

・スケジュールが組みやすく、早く接種が完了し、早く免疫を獲得できるので、疾病の予防効果が高い。

・接種するために何度も医療機関を受診しなくて済むので、さまざまなメリットがある。

・総接種回数を減らせるので、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-100.html" target="_blank" title="紛れ込み">紛れ込み</a>(濡れ衣)による副反応を減らすことができる。

しかし今なお、同時接種には抵抗を感じる方もいらっしゃいます。その理由は、

「同時接種することによって、ワクチン接種の副反応が増えるのではないか」

という不安です。その気持ちはわかりますが、私はそれは逆だと思っています。つまり、

「同時接種することによって、ワクチン接種の副反応は減るのではないか」

数学的には、そうなります。いったいどういうことなのか、例を挙げて解説してみます。

100人の子どもたちに対して、ワクチンAを9月1日に、ワクチンBを9月8日に、接種するとします。

ワクチン接種の副反応が起きる確率を、ワクチンA、Bそれぞれ20%とするなら、

(1)9/1のワクチンA接種による副反応が起きる子=20人

(2)9/8のワクチンB接種による副反応が起きる子=20人

よって、9/1または9/8のワクチン接種後に、副反応が起きる子=20+20=40人、となります。

次は、ワクチンAとBを、9/1に同時接種した場合です。ここではまず、確率を考えてみます。

副反応が起きるかどうかには、4つのパターンがあります。各ワクチンの副反応の確率は20%として、

(1)Aの副反応なし、Bの副反応なし、の確率=80%x80%=64%

(2)Aの副反応あり、Bの副反応なし、の確率=20%x80%=16%

(3)Aの副反応なし、Bの副反応あり、の確率=80%x20%=16%

(4)Aの副反応あり、Bの副反応あり、の確率=20%x20%=4%

以上から、何も副反応が起きない確率は64%、裏を返せば、何か副反応が起きる確率は36%とわかります。

つまり、9/1のワクチン接種後に、副反応が起きる子は、36人ということです。

どうでしょう。同時接種の方が、副反応が起きる子が、4人少ないですね。

この論理には微妙な問題点もありますが、本質的には、間違ってはいないと思います。

物品管理

扇風機を、最近買ったのですが(今頃?)、これを手始めに、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-625.html" target="_blank" title="Evernote">Evernote</a>で物品管理を行うことにしました。

その取扱説明書を紛失しそうなので、念のためスキャンしておこうと思ったのが、キッカケです。

もしかして、メーカーのサイトに取説のpdfがあるのでは? シャープのサイトを見たら、ありました。

速攻ダウンロードして、Evernoteに取り込む。紙の取説はゴミ箱へと<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-227.html" target="_blank" title="断捨離">断捨離</a>。コレいいな。

ついでに、買ったときのレシートとか保証書もスキャンして、取説と同じノートに貼り込む。完璧。

いちおう言っときますけど、Evernoteって、紙のノートじゃないですよ。クラウドストレージのことですよ。

家電に限らず、さまざまな物品をパソコンで管理するのが、ある意味、私の趣味かもしれません。

これまでは「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-555.html" target="_blank" title="ファイルメーカー">ファイルメーカー</a>」というソフトを使ってきましたが、凝り過ぎて、入力が面倒なんです。

で、もっと雑に、テキトーに管理するために、冒頭に書いた「Evernote」を使うようになったというわけ。

書籍はすべて、ISBNバーコードを読み取り、購入日等の情報も含めて一括管理。これが理想。ていうか夢。

すでに所有している本に手を付けるのは厳しいので、新規購入分から始めてみるかな。来月からね。

できれば、裁断してスキャンして、書籍の内容までデジタル管理したいです。って、誰がスキャンするの。

となると、紙の本として読みたくなった時のために、読書用の本をもう一冊購入しておく必要がありますね。

つまり、本はいつも、裁断用と保管用の2冊ずつ買うことになりますか。なんて贅沢な。

ちょうど「こち亀」の中川が、パーツ取りのために、新しいフェラーリを2台ずつ買うようなものです。

ジェスチャー特許

NHKで先週「フルタ家の不思議なテレビ」という、昔の「お宝映像」を紹介する番組をやっていました。

そこで見たのは「ジェスチャー」というクイズ番組。幼い頃に見た覚えが、おぼろげながらあります。

ある「お題」を、何もしゃべらずに身振り手振りで表現し、味方チームの回答者がそれを当てるというもの。

「地球儀を見て研究する火星人」これがその時のお題でした。

柳家金語楼の演じる「火星人」が、うまい。さすが。これぞお茶の間の娯楽番組、って感じです。

パソコンもスマホもケータイも、ゲーム機すらなかった時代。テレビはあっても一家に一台。

家族は当然、お茶の間に集合です。人気番組の視聴率はきわめて高く、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-677.html" target="_blank" title="半沢直樹">半沢直樹</a>の比ではなかったでしょう。

Appleが最近「ジェスチャー特許」を取得していることを、今朝の日経が報じていました。

マウスやタッチペンに加速度センサーと圧力センサーを搭載して、それを持つ腕の動きを感知するとのこと。

ここで言うジェスチャーは、おもに腕と手の動き。全身を使った金語楼風のものとは、ちょっと違います。

ジェスチャーによる入力装置ということなら、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-268.html" target="_blank" title="Microsoft">Microsoft</a>の方が先に開発し、すでに販売もしています。

ゲーム機「Xbox」用の「Kinect」と呼ばれるデバイスです。

プレイヤーの体の動きを、離れた位置からカメラで感知します。こちらはわりと、金語楼に近いかも。

Appleのジェスチャー特許は、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-643.html" target="_blank" title="iWatch">iWatch</a>」のユーザインタフェース(UI)につながる可能性がありますね。

もしそうなら、Appleらしい革新性があるし、それに「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-609.html" target="_blank" title="Google Glass">Google Glass</a>」よりも自然に使えそうな気がします。

打ち上げ中止?

今日午後1時45分に予定されていた、新型ロケット「イプシロン」の打ち上げが、突然、中止されました。

NHK・民放各局の中でただ1局、日本テレビの「ヒルナンデス!」だけが、その模様を生中継していました。

休診日なので、ずっと見てました。固唾を呑んで、そのカウントダウンを聞いていました。

「5、4、3、2、1、ゼロ・・・・」え〜っと、あの、飛び上がりませんが・・・もしかして、失敗? 

その後しばらくして「打ち上げ中止」と報じられました。

いやいや、「ゼロ」を言ってなければまだしも、ゼロまでカウントしておきながら「中止」ですか。

発射19秒前に異常が検知され、カウントダウンが自動停止したそうですが、じゃあ、あのカウントは何?

今月初めに電気系統の配線ミスが判明し、打上が5日延期されたと思ったら、こんどは19秒前の中止ですか。

ロケットの異常ではなく、地上との通信に問題があったとするJAXA。むしろ問題の矮小化が気になります。

次の打ち上げでロケットに異常があっても、通信の問題で異常と判断できない可能性が心配です。

「中止」であって「失敗」ではなかったにしても、今後の打ち上げビジネスに差し障りはあるでしょう。

思い出すのは、大型ロケット「H2」と「H2A」の打ち上げ失敗。あの時にも、同じことが懸念されました。

運用終了が迫る気象衛星「ひまわり5号」の後継は、当初、公募名による「みらい1号」となる予定でした。

しかしこの衛星を搭載した「H2 8号機」が打ち上げに失敗。

次の気象衛星は「H2A 6号機」で打ち上げる予定でしたが、衛星の納期が間に合わず。

仕方なく情報衛星を載せて打ち上げたところ、これが失敗。日本のロケット技術に暗雲が立ちこめました。

しかし次の「H2A 7号機」で、気象衛星は無事打ち上げ成功。日本中が安堵したものです、たぶん。

衛星の名前は「みらい2号」ではなく「ひまわり6号」と命名されました。やっぱ、ひまわりっしょ。

コーヒーは1日3杯

「コーヒーを1日4杯以上飲む55歳未満の人は、飲まない人に比べて死亡率が高い」

ショッキングな研究報告が出ました。米国での疫学調査によるものです。コーヒーの飲み過ぎ注意です。

「コーヒーを1日3杯以上飲む人の死亡率は1割ほど低い」

昨年NIHが発表した疫学調査の結果です。このときは、飲めば飲むほどいいのかと思っていたのに。

これらを総合すると「コーヒーは1日に3杯飲むのがいちばん良い」ということになります。

「コーヒーを1日に1〜2杯飲む人がいちばん糖尿病の危険性が低い」という研究も見つかりました。

これは「自衛官」3200人の調査結果なので、私のような「自営業」に当てはまるかどうかは不明です。

このほか、コーヒーを飲む人の方が大腸がんや肝臓がんや膵臓がんになりにくい、という研究もあります。

ちゃんとした疫学調査では、喫煙の有無やアルコール摂取の影響等を差し引いた解析をしているはず。

ならば、コーヒーを飲むことが健康に良いのはなぜでしょう。考えられる要因は、

(1)コーヒーの成分が有益

(2)コーヒーを飲むことによって、ストレスが解消される

(3)コーヒーそのものではなく、コーヒーを何杯も飲めるような、ゆとりある生活が良い

自分の過去を振り返ってみると、本当に忙しかった時期って、たしかにコーヒーを飲む暇がなかったですね。

テレポーテーション

「量子テレポーテーション」の実験に、東京大の古澤明教授らが成功したとのこと。

量子コンピュータの基本技術だといわれますが、そんなことより、もっとすごいことがあるでしょう。

「どこでもドア」です。だってテレポーテーションって、そういうことでしょう? 

このさい<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-287.html" target="_blank" title="量子力学">量子力学</a>のこまかいことは棚に上げて、想像を膨らませていきましょう。

どこへでも「瞬間移動」できるようになると、移動の時間が節約できます。当然、交通費も不要です。

一晩のうちに、黒川温泉と登別温泉の「入り比べ」をすることもできます。

そのかわり、移動関係産業は大打撃でしょうね。自動車会社や鉄道会社や旅行業者は商売あがったりです。

移動はまた、旅行の楽しみでもありますが、それも失われます。

駅や空港に到着した時から盛り上がるテンション。車窓から眺める山や海。駅弁や車内販売のビール。

列車や航空機での旅は、富裕層だけが堪能できる贅沢となり、庶民の移動はもっぱら、どこでもドアです。

もう観光地とかに行くと、どこでもドアだらけ。「間違いドアにご注意下さい」などとのぼりも立ってる。

旅館でこどもが「Wii忘れた」と泣いても平気です。すぐに自宅のWiiを取って来ればすむこと。

お父さんのビールの追加は、自宅の冷蔵庫から取ってくれば安上がりです。

寝る前にお父さんは、会社に戻って残業もできます。

なんか、つまらんですね、テレポーテーションの旅は。

iPhoneの部品

新型iPhone情報(ウワサ)では、シャンパンゴールドという、上品な金色のモデルも出るらしいですね。

従来品との区別(差別)のためには、それを買うしかないでしょう。

ところでiPhoneは、「Designed by Apple in California」ですが、組立は中国。つまり中国製です。

しかしその中核部品のほとんどが、日・韓・米の3カ国の企業で製造されていることも、わかっています。

Appleは公表しないので、誰かがiPhoneを分解して構成部品を調べたものが、雑誌等に掲載されています。

見た目だけでは製造元が判明しない部品は、赤外線カメラ等を使って、内部構造を解析します。

最重要部品のプロセッサは今のところ、Appleの宿敵であるサムスン製。まあこの両社、変な関係です。

フラッシュメモリは東芝製、DRAMはエルピーダメモリ製などと、ここらへんは日本勢が健闘しています。

iPhone4SとiPhone5の、メインカメラのイメージセンサー(CMOSセンサー)は、ソニー製。

厳密には、子会社の「ソニーセミコンダクタ」が製造しています。

この会社、何を隠そう、私が住んでいる菊陽町に本社と工場があります。

「富士フイルム九州」については<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-673.html" target="_blank" title="前に書きました">前に書きました</a>が、同じ町内に、またまた世界的企業があったわけです。

私のiPhoneの中に、地元産の部品が入っていると思うと、ますます愛着が湧きますね。

誘致合戦

次世代巨大加速器「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-628.html" target="_blank" title="国際リニアコライダー">国際リニアコライダー</a>(ILC)」の国内誘致の候補地が、北上山地に一本化されました。

九州の背振山地にならなかったのは残念ですが、まあしょうがない。

東北の復興も兼ねて、必ず北上山地に誘致して欲しいものです。

ILC建設には8,300億円の費用がかかり、その半分を誘致国が負担しなければなりません。

しかし誘致が実現した場合の経済効果は、30年間で45兆円と考えられているそうです。

2020年の東京オリンピックが誘致できた場合の経済効果が3〜5兆円と言われているので、その10倍です。

一方で、2020年の夏季オリンピック。開催地の決定は、もうすぐ。来月7日に迫りました。

私もあまりネガティブなことは言いたくないですが、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-534.html" target="_blank" title="福島第一原発">福島第一原発</a>の汚染水問題は、大丈夫なんでしょうか。

くすぶっていた問題がこのタイミングで顕在化し、解決のメドも立っていません。イメージ悪すぎです。

ここに来て放射能漏れが毎日のように報道されています。海にも漏れている。

テレビに登場する、東電の広報担当者は、かつては松本純一氏、いま登場しているのは尾野昌之氏。

原子力・立地本部長代理という肩書きの、いずれもトッチャン坊やみたいな、憎めない顔つきの人選です。

しかし<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-169.html" target="_blank" title="東電">東電</a>の発表はいまだに、事実を隠蔽し、バレたら小出しに発表するという、2年前と同じスタンス。

海洋汚染を認めたのは、参院選の投開票日の翌日でした。

できれば9月7日のIOC総会までは、これ以上問題が悪化してほしくないと願っている人も多いでしょう。

しかし、東京開催が決まったとしても、2020年までの間、ほんとに福島は大丈夫なのか。

ドコモとiPhone

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-465.html" target="_blank" title="新型iPhone">新型iPhone</a>」が、ついに登場します。

9月10日(米国時間)に正式発表される予定で、日本での発売は、9月20日(金)の見込みと報じられました。

前回のiPhone5の発売は、昨年の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-352.html" target="_blank" title="9月21日(金)">9月21日(金)</a>、その前の4Sが、一昨年の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-144.html" target="_blank" title="10月14日(金)">10月14日(金)</a>。

なぜかいつも金曜日。つまり休診日。よって今回もまた、ソフトバンクショップに並ぶことになりそうです。

はたして、新型iPhoneに驚くべき革新性があるのか、期待と不安(不安の方が大きい)が入り交じります。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-590.html" target="_blank" title="ドコモ">ドコモ</a>が、ついにiPhoneを取り扱うことになるのか、その点も関心の的です。

「iPhoneを扱っていないことによる顧客流出」に苦しむドコモですが、なかなかiPhoneを出さない。

と言うより、出せない。Appleの課すノルマや、特許情報開示等の要求が呑めないこともその一因でしょう。

さらに国内メーカーへの申し訳も立たないし、Androidスマホを軸としたドコモの中期経営計画も崩れます。

アプリやサービスがAppleに握られ、ドコモがただの通信業者になってしまうこと(土管化)も致命的です。

昨日の日経は毎度のように、今回もドコモからのiPhone発売はなさそうだと報じました。

ところが今日になって「9月11日にドコモスマートフォンラウンジ東京が臨時休業する」というニュース。

年中無休のこの施設が、米国時間の9月10日に臨時休業する意味は何なのか。特別なイベントでもあるのか。

私としては、ぜひドコモからもiPhoneを出して欲しい。

と言っても、ドコモファンではありません。ドコモの経営立て直しにも興味はありません。

単にiPhoneの、Appleのシェアが拡大してほしいだけです。Apple信者なので。

だからこそ、新型iPhoneに革新性があるのかどうか、それが本当に心配でなりません。