クラウドの時代になって何が便利かって、複数の端末で、あらゆるモノが「同期」できることでしょう。
「Dropbox」のような<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-623.html" target="_blank" title="ストレージサービス">ストレージサービス</a>の活用については、これまでに何度も<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-167.html" target="_blank" title="書きました">書きました</a>。
しかし、クラウドの恐ろしさについても、これまた書いてきた通りです。問題点をもう一度整理すると、
(1)<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-107.html" target="_blank" title="セキュリティー">セキュリティー</a>:個人情報の漏洩や改ざんが行われる危険がある
(2)<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-323.html" target="_blank" title="システム障害">システム障害</a>:突然使えなくなると、仕事が何もできなくなる
そしてもう一つ、なるべく考えないようにしてきたことが、
(3)サービス終了:依存してきた仕事環境が消失する
「クオンプ」は、「リコー」が運営する国産のストレージサービスですが、本日をもって終了となりました。
「難民」となった利用者は、今日中にデータの移動をしなければ、明日には全部消えてしまいます。
大企業リコーにとって、クオンプなど枝葉末節だったのか。会社の方針転換で、あっさり切り捨てです。
「Nドライブ」も今年11月で終了します。電子カルテの関連ファイルを入手する際に、私は使っていました。
「30GBの無料ファイル保存スペース」がウリの、お得なサービスでしたが、これまた一方的な終了です。
Nドライブの運営会社は、あの飛ぶ鳥を落とす勢いの「LINE」ですから、経営破綻ではありません。
「よりいっそう便利で有益なサービスの開発・提供に集中するため、いつくかのサービスを中止する」
というのが、LINEの言い分。つまり、儲からないサービスに興味はない、ということか。
クラウドサービスに依存しすぎると、痛い目に遭いそうです。