充電器で感電死

「中国人女性が、電話に出ようと充電中の iPhoneに触れて感電死」というショッキングなニュース。

充電器が純正品ではなかったとの続報を聞いて、私もようやく、ホッと胸をなで下ろしたところです。

誰もが予想していたように、いわゆる「山寨機(さんさいき)」つまり「コピー品」だったのでしょう。

中国人が自国の非を認めるのかどうかが心配で、中国国内のニュースサイトを見てみると、

「iPhone4電死空姐疑山寨充電器惹禍」と報じています。

まず、女性客室乗務員のことを「空姐」というらしいことがわかり、それなりに収穫でした。

私の場合、Apple製品の周辺機器は、可能な限りApple純正品を使います。なにしろApple信者なので。

純正品がない場合は、それなりに名の通ったメーカーのものを購入します。それが安全です。

例えばiPhone5用の充電器(純正品)は、Appleストアで1980円。ちょっと高額ですが安心ですね。

これがELECOMの製品だと、定価1890円(Amazon価格836円)。定価はともかく、販売価格は安い。

PLANEX製の場合は、定価1996円(Amazon価格582円)。このあたりまでなら、製品として許せます。

ところがHanyeTech製になると、Amazon価格なんと230円。なんか危険な香りがします。もちろん中国製。

参考までにと、Amazonのカスタマーレビューを見てみると、これがまた予想以上のものばかり。

「3個購入しましたが、すべて充電できませんでした」

「1カ月も経たないのに、コンセントに挿していたらスパークして壊れました」

「三日目に『バチッ!』と音を立てて壊れてしまいました」

「買って間もなく『ボンッ』と音を立て、コンセントから煙が上がりました」

「数分後に『バチッ!』と音を立てて煙がもうもうと上がりました」

空姐さんが使ったのはおそらく、HanyeTech製ですらない、山寨充電器だったのでしょうね。