郵便受

私は毎朝7時ごろ職場に到着すると、まず、郵便受の新聞(日経)を取り出します。

ところがこの数日間、その時間帯にはまだ、朝刊が届いていなかったのです。

販売店の担当者が代わって、配達時間が遅くなったのか。手違いで配達そのものが行われなくなったのか。

そういえば、遅れても新聞がちゃんと届いたのかどうか、ウチの職員に確認していませんでした。

もしも最終的に配達されていないのであれば、販売店に連絡し、苦情のひとつも言わなければなりません。

今朝も来ていませんでした。郵便受の中味はカラっぽ。

まさか外側の差し入れ口にはさまってるんじゃないの?そう思って表をみたら、はさまっていました。

外側の差し入れ口にははさまっているのに、内側(裏側)からは見えない。不思議なことがあるものです。

新聞を外側から引き抜いてみると、さらにもう一部、別の新聞が見えました。

それも引き出すと、奥にもう一部、新聞がある。それも引っ張り出すと、また新聞。

どうなってるの、手品じゃあるまいし。どうやら新聞は「第3の空間」に詰まっていたようです。

郵便受の内部には、郵便物が滑り込み易いようにスロープが作られ、その下が空洞の構造だったようです。

そして何らかの力で底板の一部がめくれて、そのすき間から空洞内に新聞が入り込んでいたのです。

新聞を全部引き出すと、その奥には、あろうことか郵便物が詰まっていました。

重要な郵便物がこのようなカラクリで紛失することって、あるんですね。めったに無い?