ノギス

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-280.html" target="_blank" title="ハンズマン">ハンズマン</a>で「ノギス」を買いました。

ご存じない方もいるかもしれませんが、長さを精密に測定することのできる器具です。

「本尺」と「副尺」からなる独特の機構によって、目視で0.1mm以下まで読み取れる仕組みです。

ノギスの購入目的は、ツベルクリン反応の判定で、皮膚の発赤や硬結の大きさ(直径)を測るためです。

当院ではこれまで、普通の「ものさし」を使って計測していました。

しかし丸い形の最大直径部分を、ものさしで正確に測るのは、意外と難しいのです。

一方ノギスは、物を挟む形で測るので、おのずと最大径を計測できることになります。

しかも測定対象を隠さないところもgoodです。

ノギス売り場に行くと、どうしても「デジタルノギス」や「ダイヤルノギス」に目を奪われがちです。

しかし残念ながら、それらはいずれも、ノギスのノギスらしい部分(副尺のバーニヤ目盛)を失っています。

だから今回買ったのは、通常型のノギス(新潟精機製)です。

バーニヤ目盛の原理を考えたのは、数学者のペトルス・ノニウスって人らしいです。

その「ノニウス」が日本人には発音しづらくて、「ノギス」になったという話。

この妙な、日本語とも外来語ともつかない名称ですが、ありそうで無いのが当て字なんですよね。

中国語では「游標卡尺」というらしいですが、これではピンときません。

で、いちおう考えてみました、「能規尺」。いまいちか。