「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」が、おととい成立しました。
これでいよいよ「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-99.html" target="_blank" title="マイナンバー">マイナンバー</a>」が導入されることになります。
共通番号制度は、個人情報の漏洩や、他人の番号を使う「なりすまし」が心配されています。
これを防止するためには、その番号が、その人の正規のマイナンバーかどうかを確認しなければなりません。
となると、顔写真付きの「個人番号カード」が必須です。できれば生体認証併用が望ましい。
しかし、マイナンバーを取り扱う役所の職員が不正に手を貸せば、これは防ぎようもありません。
公務員に限らず、業務上マイナンバーを扱う人はみな、その気になれば番号を盗み見ることが可能です。
将来、共通番号の利用範囲が拡大し、たとえば一般の医療機関でも使うようになったら、とくに心配です。
悪用や漏洩は違法行為ですが、バレなければ罰せられません。他の犯罪と同じことです。
つまり、罰則によって不正を防ぐことはできないのです。システムによって防がなければなりません。
そこで提案です。マイナンバーを不可視化するのはどうでしょう。存在するけど誰にも見えないのです。
番号は写真付きICカード内に記録され、本人も行政機関でさえも、それを知ることができない仕組みです。
カード利用時には、行政機関等の担当者は、顔写真を確認し、専用の端末にカードを挿入するだけです。
番号がどこにも表示されないまま、行政サービスのデータベースにつながり、必要な処理が行われます。
これって、良くないですか? 内閣官房の方。アイデア料はまけときます。