TV番組で「趣味」について論じていたので、ふと耳を傾けてみました。
それは「定年退職後の幸せのために、趣味を作っておいた方がいいのか」という相談への回答でした。
出演者(マツコ&有吉)の見解はともかくとして、そもそも趣味とは何なのか。
デジタル大辞泉によれば、「仕事・職業としてではなく、個人が楽しみとしてしている事柄」だそうです。
つまりポイントは2つ。
(1)仕事ではない
(2)楽しみである
仕事の定義をみると「生計を立てる手段として従事する事柄」とのこと。「事柄」が好きですね、大辞泉。
つまり(1)は、「生計を立てる手段ではない」と言い換えることができます。
「趣味が高じて本業になった」場合、それは(1)に反するので、もはや趣味ではないということです。
「趣味と実益を兼ねた」場合、その実益を生活費に充てるのであれば、やはり趣味ではなく仕事になります。
だけどその利益を遊興費にのみ使うというのなら、まだ趣味の範囲ということでしょうか。
でも儲かりすぎて忙しくなって苦痛を感じるようになったら、(2)に反するので趣味とは言えません。
健康増進や自己研鑽のために、決して楽しいとは思えない何かを続けることもあるでしょう。
これも趣味の定義に反します。
私の場合で言えば、毎晩ブロッコリーを食べることや、苦しみながら書くブログなど。