「はやぶさ」の映画を観ました。「今ごろ何言ってんの?」と笑われるのは覚悟してます。
言うまでもなく、小惑星「イトカワ」から岩石を地球に持ち帰った、小惑星探査機「はやぶさ」の映画です。
以前、はやぶさ関連映画3作品の制作が進行中とか<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-131.html" target="_blank" title="書いた">書いた</a>くせに、まだどれも観てなかったのです。
最近TVで3本とも観たので、その感想などを書いてみます。(ネタバレあり。ご注意ください)
(1)「はやぶさーHAYABUSAー」(20世紀FOX)
はやぶさ計画を含む、日本の宇宙開発全般を、ドキュメンタリーのように分かり易く解説してくれます。
少々おふざけ気味に感じるのは、西田敏行と生瀬勝久のせいです。嫌いじゃないけど。
(2)「はやぶさ 遥かなる帰還」(東映)
わざとらしい解説が少なく、大人の鑑賞に堪える作品。ドラマとしても、いちばんしっかりしています。
渡辺謙、江口洋介、吉岡秀隆の3人の演技がいい。難を言えば、NECが目立ちすぎか。
(3)「おかえり、はやぶさ」(松竹)
こども向け。家族愛を描いたドラマ。はやぶさの描き方はちょっと雑な印象。でもラストはいい。
3Dらしいので、映画館で観るならいいかも。
3作品に共通するのは、事実に忠実なストーリー展開。JAXA全面協力。なので絵面はみな似ています。
3つ全部観ると飽きます(観たけど)。大人なら(1)→(2)で十分。
はやぶさは満身創痍で帰還し、カプセルを切り離して地球に届けた後、自らは大気圏で燃え尽きます。
ハッピーエンドなのに少し悲しくさせる、ズルい展開ですが、事実だからしょうがない。