「3Dプリンター」といえば、SF映画などによく出てきてましたが、いまやすっかり実用段階のようです。
価格も下がり、数十万円で手に入ります。Appleの初期のレーザープリンターよりも安い。
意外なモノがどんどん「3D印刷」されてできあがるので、いちいち驚いてもおれない状況です。
それでも驚いたのは、「ほぼ完全に」3D印刷された「拳銃」の話題でしょうか。
その銃を使った射撃シーンの動画は、今日の時点で330万回以上再生されています。
原料はただのプラスチックの粉なので、どこへでも持ち込んで、銃を「密造」できるわけです。
印刷用の設計図ファイルは、つい先頃まで共有サイトにあったそうです。
米国国務省の要請により削除されたと思ったら、今でも某サイトで提供されているようです。
いちどアップロードされたデジタルデータは、国家権力をもってしても、もはや削除不能なのです。
「印刷」できない部品が2点あるそうです。なぁ〜んだ、全部印刷じゃないじゃん、と思ってはいけません。
うち1点は、強度を要する「撃針」。普通の釘で代用できるそうです。
もう1点は、金属探知機で検知されるために付ける鉄片。検知されない銃器は米国では違法だからです。
違法を承知の方には、後者の鉄片は不要です。