「ライフログ」という言葉を、最近よく耳にします。
日常生活の「ありとあらゆること」を逐一記録すること、あるいはその記録物のことです。
その対象は、見たもの、聞いたこと、話した内容、行動したこと、書いたものまで、人生のすべてです。
さまざまなIT機器等を駆使して、それらを主としてデジタルデータとして保存します。
「理解不能、あり得ない」と思う人もいるでしょうが、私は少し理解できます。
考えてみたらこのブログも、毎日のできごとや考えたことを記録した、ライフログ的な側面があります。
しかしそれにしても、人生のすべてを記録する目的って何なのでしょう。考えてみました。
(1)役立てる
多くの人が、ライフログの目的は、過去の経験を今の生活に役立てることだと考えているようです。
「自分」というフィルターを通して記録したログは、とても活用しやすいそうです。なるほど。
(2)懐かしむ
けっして恥ずかしいことではないでしょう。過去を懐かしんで何が悪い。
でも、たびたび懐かしめば懐かしむほど、そのログはだんだんと懐かしくなくなってしまいます。
(3)後生に残す
膨大なログを残しても、それが誰の目にも触れないのでは、もったいない。
でも、誰かに見られるのは恥ずかしい。
(4)満足する
記録すること自体が目的。「ライフログ原理主義」とでもいいますか。「記録魔」ですな。
私はちょっと、この気がある。