「文は一行目から書かなくていい」(藤原智美著)という本を、タイトルにそそられて買いました。
この本のタイトルで「文」となっているところは「文章」とすべきではないのか、最初そう思いました。
しかし考えてみると、文章は必ずひとつの文から書き始めるのであり、その時点でそれは文章の一行目です。
つまり、一行目から書かない文章など、あり得ないということに気付きました。だから「文」でいいのです。
ま、枝葉末節ですけど。
ブログの一行目には、何か「フレッシュな語句」を提示したいと、いつも思って書いています。
しかしそれをあれこれ考えていたら、次に進めません。だから一行目は、通常あと回しにしています。
文章全体のバランスを考えて、最後に一行目を書いているのかといえば、それは違います。
私のブログに、全体のバランスなど存在しないからです。
新聞のコラムのような、キザで鼻につく「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-218.html" target="_blank" title="前ふり">前ふり</a>」も、なるべく書かないようにしています。
お前のブログにもときどき、つまらん前ふりがあるじゃないか、と反論する方もいるでしょう。
たしかに、文章の冒頭部が、後半の内容とは無関係の場合も、しばしばあります。
しかしこれは、前ふりではありません。私の場合はただ、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-401.html" target="_blank" title="テーマがどんどんズレて">テーマがどんどんズレて</a>いるだけなのです。