熊本には、有名な高級料理店「五郎八」と、庶民的料理店「五郎八」があります。
同じ「五郎八」でも、前者は「ごろはち」と読み、後者は「いろは」と読みます。面白いですね。
と、書きましたが、これが放送番組などで読まれる原稿となると、アナウンサーも困ってしまうでしょう。
文章中の「五郎八」を、実際のところ何と読んだら良いのか、わからないからです。
放送するためには、原稿を修正しなければなりません。
しかし、たとえ「黙読」する場合であっても、不都合はあります。頭の中では「音読」しているからです。
一般に、文章を読んでいて、難読字句に出くわしたとき、皆さんはどのように対応しているのでしょう。
読めなくても、そのまま先に進むことはできますが、私はどうしても、そこで立ち止まってしまうのです。
頭の中で「音読」できなければ、読み進めない性分なのです。
文章を読む作業は中断して、ネット検索か何かで、読めない字句の「読み」を解明する作業に移ります。
自分がそうなので、このブログも、読者の黙読の流れが止まらないように、注意して書いているつもりです。
最後まで読んでもらえる内容かどうかは、別問題です。