まえに<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-513.html" target="_blank" title="ヒラメの話">ヒラメの話</a>を書きましたが、調べてみて驚きました。
出まわっているヒラメの大半は養殖ものらしいですね。機会があったら「裏側」を見て確認してみましょう。
ヒラメの養殖日本一は大分県。全国の3割を生産しているそうです。
大分の水産物と言えば「関アジ」「関サバ」が知られています。「城下カレイ」も有名です。
それなのにこんどは、養殖という手法でヒラメにも手を出しているわけです。
佐伯市など県南部の沿岸部で、しかし海面ではなく、海水をくみ上げて陸上で養殖されているそうです。
あんまり泳ぎ廻らず、酸素消費量も少ないので、全国的にもヒラメは陸上養殖の方が主流のようです。
かつて大分県上津江村(現在は日田市に合併)の山の中で、ヒラメの養殖が行われていました。
どうせ陸上で養殖するのなら、沿岸部でなくても内陸部でも同じでしょうけど、大胆な発想です。
「森のひらめ」ブランドで地域興しに生かす計画でしたが、採算がとれず中止されたようです。
それにもめげず大分県は、陸上養殖を発展させ、日本一となりました。
最近の大分漁協のいちおしは「かぼすヒラメ」だそうです。
やはり大分県が生産量日本一の「かぼす」をエサに使用した、特選ヒラメです。
かぼす成分の蓄積によって、肝の臭みが消え、エンガワがさっぱりしているのが特徴だとか。
大分の第一次産業は貪欲ですね。