ダニが媒介する新しい病気が日本国内でも発生し、問題になっています。その名も、
「重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome: SFTS)」
最初にこの疾患が報告されたのは2009年、中国の山岳地域での集団発生だそうです。
2011年にウイルスが確認され、マダニが媒介することが判明しました。
死亡率10〜30%で、特効薬やワクチンはありません。
日本でも昨年、山口県で発生が確認され、最近になって厚労省も情報提供を進めています。
マダニは日本全国の「草むら」などにも分布しているそうです。春から秋が「活動期」とのこと。
草むらでは「長袖長ズボンを着用する」のが予防法だそうですが、夏場にそんなこどもはいないでしょう。
マダニは数日間以上からだにとりついて「咬み続ける(吸血し続ける)」そうです。これは知らなかった。
しかしマダニが「とりついている」ことに気付いても、無理に引きはがしてはいけないそうです。
なぜなら「マダニの一部」が皮膚内に残ってしまうからです。うわぁ、それは避けたい。
厚労省のHPには、次のように記載されています。
「吸血中のダマニに気付いた際は、できるだけ病院で処置してもらって下さい」(原文ママ)
いやあ、そんな方がウチを受診されても困りますけどね。私は上手に引きはがす自信がありません。
おまけに「ダマニ」だし。