コラーゲン

1本200円とか400円の、コラーゲン含有の美容ドリンクまたはゼリーを毎日飲んでいる方、朗報です。

出費を減らせるかもしれません。よく知られている、以下の科学的事実と向き合って下さい。

「コラーゲンを飲んでも食べても、消化されたらコラーゲンではなくなる」

コラーゲンというのは、動物の体を構成する、いちばんありきたりなタンパク質です。

肉や魚などの主成分といってもよく、ほかのタンパクと同様に、多くのアミノ酸が結合してできています。

消化されたらバラバラのアミノ酸、またはアミノ酸が数個連なったペプチドに分解されます。

そのアミノ酸は小腸から吸収され、全身に運ばれて、さまざまなタンパクを作るための原料となります。

コラーゲンを必要とする皮膚などの現場(細胞)では、必要に応じて、その場でコラーゲンが合成されます。

アミノ酸を原料にして「現場で合成」するのであって、コラーゲンがそのまま届くのではないのです。

原料のアミノ酸が、高価な美容飲料出身であろうと安い豚肉出身であろうと、でき上がるコラーゲンは同じ。

コラーゲン豊富な豚足を食べた翌朝、肌がツルツルになっているのも・・・気のせいです。