次世代IT機器の目玉となるのが「スマートTV」。ここに来て、騒々しくなってきました。
以前から、Appleがその先鞭をつけるだろうと言われてきましたが、当のAppleにその動きがありません。
そうこうするうちに、他社製品が続々と登場してきましたが、なにか今ひとつ「画期的」でない。
どこの家でも、家族が集まるところ(リビング)に、目立つように配置されているのがTVです。
だから家庭内を「スマート化」するためには、TVに中枢機能を持たせるのが道理でしょう。
でも、スマートTVって、いったい何を目指すのでしょうか。なにが便利で未来的なのでしょうか。
そもそも、TVでインターネットするなんて、どうしたって中途半端でしょう。
検索語入力とか、ファイルのダウンロードとかを、ちまちまとTVリモコンでする気にはなりません。
ネットで作業したけりゃ、パソコンでサクサクッと済ませたくなりますね。
10年近く前、当時大流行の「iPod」に、もしも電話機能が付いたら「すごく画期的」だと思ったものです。
だから「iPhone」は爆発的にヒットしました。
でもいま、TVにパソコン機能がついたところで、少なくとも「革新的」じゃない。
Appleが「スマートTV」をなかなか発売しない理由は、そんなところにあるんじゃないかと想像します。