インフルエンザワクチンの接種を、毎日毎日行っています。
注射は大人でもイヤなものですが、小さいこどもは大泣きです。
最近「貼るワクチン」や「塗るワクチン」のニュースが相次いでいるので、大いに期待しています。
これらの薬では、表面加工や薬剤粒子に、特殊な工夫が施されているようです。
大阪大が開発した「パッチ」は、表面に微細なトゲトゲがあり、皮膚に刺さって成分が溶け出す仕組み。
九州大の「塗るワクチン」は、特殊な微小カプセルでワクチンを包み、皮膚の角質をすり抜けるらしいです。
こうした分野はおそらく、急速に技術革新が進み、やがて広く普及することになるでしょう。
現在すでに普及している「貼る薬」の代表格と言えば、小児領域なら気管支拡張剤のテープ剤でしょう。
「咳止めのシール」として知られている薬です。
粉薬もダメ、シロップもダメ、という薬嫌いの子どもにも確実に使えるので、とても重宝しています。
小児用の薬は、すべて貼り薬や塗り薬になりませんかね。