16日の朝ズバッ!で起きた放送事故に、安倍晋三自民党総裁が激怒して話題になっています。
NHKのキャスターの痴漢のニュース中に、安倍氏の大写しの顔写真が「誤って」映ってしまった一件です。
この出来事が「事故」なのか「故意」なのかは定かではありません。
しかしTBSはかつて「731細菌部隊」の報道番組中に、安倍氏の顔写真を写り込ませた「前科」があります。
安倍氏がFacebook上で「悪質なサブリミナル効果を使った世論操作」であると非難するのも当然でしょう。
もしも意図したものであれば、安倍氏の印象を悪くするための悪意が存在していたことになり、大問題です。
ただし、「サブリミナル効果」と安倍氏が言うのには、やや認識違いがあります。
「サブリミナル効果」とは、潜在意識に情報を潜り込ませる手法であり、画像の挿入はごく一瞬のはず。
ところが今回の「事故」は、2秒間以上の画像挿入が行われており、「スプラリミナル」です。
見え見えバレバレの画像なので、かえって「事故だ」と言い張ることもできるわけです。
ちなみに、「サブリミナル効果」が知られるようになったキッカケは「刑事コロンボ」だと思います。
私の世代以上の人なら、みんな覚えているはず(たぶん)。刑事コロンボの「意識の下の映像」という話。
ターゲットに「砂漠の画像」を挿入した映画を見せて口渇感を誘発し、水を飲みに来たところを殺害。
ま、かなり無理がある設定でしたね、いま思えば。