「16日に解散します」
言っちゃいましたね、野田首相。
寝言でも言わないはずの解散時期を、日本中が注目する党首討論の場で公言しました。
自民党安倍総裁の「国民に信を問うことを決断しなさい」で始まった討論は、だんだんとエスカレート。
ついに野田首相は「16日に解散してもいいと思っている」と明言しました。
安倍氏は不意を突かれ、開き直った野田氏の方がむしろ強気に攻めます。形勢逆転です。
いま選挙をしたら惨敗するといわれてきた民主党ですが、今日の討論でわずかに巻き返したかもしれません。
とは言え、野田氏以外のほとんどが、つい昨日まで年内解散絶対反対を表明していた民主党です。
輿石幹事長は「解散したら間違いなく野党に転落する」と言ってました。
考えてみればこれは「国民の審判を仰いだら政権を失う(だから審判を仰ぎたくない)」という意味です。
まったく国民を馬鹿にした発言です。
「いちど民主党にやらせてみよう」という国民の意思で、3年前に成立した民主党政権。
いちどやらせてみて、だいたいわかりましたね。