石原慎太郎が本日、新党を結成しました。その名も「太陽の党」
どこかで聞いたことある、と思うのは、大阪万博のシンボル「太陽の塔」と同じ音だからでしょうか。
岡本太郎が「太陽の塔」と命名したのは、石原氏の「太陽の季節」にヒントを得たためと言われています。
なので今回の党名は、石原氏が「塔名」をパクったわけではありません。石原氏の方が、オリジナルです。
1970年の夏、「太陽の塔」の内部に入るために、炎天下、長時間並んだことを思い出します。
万博の人気パビリオンの前は、どこも大行列。みんな汗ダラダラ、のどカラカラです。
ところどころに手洗い場があって、行列がそこにさしかかった時にやっと、のどを潤すことができました。
手洗い場には、多分アルマイトのコップが、蛇口の下に置いてありました。
老若男女を問わず、その場にたどり付いた順に、そのコップを使って水道水をゴクゴク飲みます。
コップを洗ったりしません。衛生面を気にする余裕はないのです。
さて、行列は進み、あと一人で私が水を飲める順番になった時のこと。
私は、すぐ前の男性が手にしているコップを凝視していました。彼は2,3杯ほど飲んだでしょうか。
ついに自分の番だ、とコップに手を伸ばそうとした私は、彼に罵倒されました。
「自分が水を飲んでいる途中のコップに手を出した」と、もうすごい剣幕です。
そして彼は、これ見よがしにさらに数杯、水を飲み続けたのでした。
いい大人が、10歳のこどもに、そこまでしなくてもいいでしょうに。