ITと日本企業

2日連続の「ロボジー」ネタで恐縮です。

あの映画のラスト近くで、“Domo arigato, Mr. Roboto” という歌詞で始まる洋楽が流れました。

Styxの Mr. Robotoという曲です。

学生時代(80年代前半)によく聴いたものです。最近TVでもよく耳にします。

私はその歌詞の、“With parts made in Japan” という部分に、学生時代から引っかかっていました。

日本製のロボットと言わず、「部品が日本製」だとしている点で。

ひとつひとつの技術では日本が優れていても、ロボット全体をデザインする力では欧米の方が上。

当時はまだ、そのように見られていたのでしょうね。

その後日本は躍進し、世界一ハイテクな国になり、製品のデザインやメーカーのブランド力も絶大でした。

そのまま世界のトップを走り続けると思っていたら、IT化が進むにつれて、状況が一変しました。

いまやすっかり韓国勢に追い越されています。

しかしその韓国を含め、各メーカーは結局、ITを支配する特定のプラットフォームの上で踊らされています。

Apple、Google、Microsoftの3つがその代表です。全部、米国企業です。

日本の企業がこれを巻き返して、世界の主導権を握ることって、はたして可能なんでしょうかね。