起承転結

学校で習った「文章の書き方」の基本は「起承転結」でした。

手元の新聞の「コボちゃん」を見ると、たしかに基本通りの展開です。

教科書的な文章の場合、「起承転」の部分まで読むと「結」が予測できることが多いです。

もはや「結」は不要なのでは? ブログのような短い文章の場合には、そういう展開もアリだと思うのです。

言ってみれば「起承転」です。その尻切れトンボな終わり方が、読者に余韻を与えます。

私のブログの文章は、必ずしも論理的に展開する構成ではありません。

文章の途中から、テーマがだんだんずれていき、ずれたままで終わることもよくあります。

この場合は「起承転転」です。その発散する終わり方が、読者にストレスを与えます。

文章全体のテーマやバランスを無視して、むしろ細部の表現に凝るのも楽しいものです。

山をテーマに書き始めたと思ったら、それを構成する木々の、そのまた枝葉の描写で終わったりします。

ちょっと面白いフレーズや気の利いた表現を思いついたら、どのようにしてそれを使おうかと考えます。

推理小説で言えば、先にトリックを思いついて、そのあとでプロットを作るような、そんな感じです。