寒くなって風邪の患者さんが増えています。
ところで以前、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-285.html" target="_blank" title="風邪に抗生剤を処方するかどうか">風邪に抗生剤を処方するかどうか</a>について書きました。かいつまんで書けばこうです。
「必要と思えば処方し、不要と思えば処方せず、どちらとも言えないときは患者さんの希望に合わせる」
抗生剤を処方するかどうかを、そんなことで決めていいのかと言われそうです。
でも大事なのは、その後のフォローだと思います。
抗生剤を飲んだのに、なかなか熱が下がらない場合。
「抗生剤が効かないのは、ウイルス感染だからでしょうね。明日ぐらいには下がると思いますよ」
「でも、少しきつそうなので、血液検査をしてみましょうか」
抗生剤を飲んで、すっかり下熱した場合。
「抗生剤がよく効きましたね。ご希望通り処方してよかったです。」
「でも、抗生剤とは無関係に、たまたま熱が下がった可能性も、少し気に留めておいて下さいね」
抗生剤は、決して万能では無いですが、いたずらに毛嫌いするものでもないです。薬です。