看板広告

5年前のクリニック開業時には、近隣に看板を3つ設置しました。

初期の知名度を上げるのが目的なので、その有効性(必要性)は年々薄れていきます。

(1)田んぼの野立て看板

基礎工事が大がかりで、かなりの初期費用を要しました。維持費(土地代)もバカにならない。

ところが、撤去するにも基礎工事代がかかることが判明(当然)。なので撤去にも踏み切れずにおります。

(2)近隣の小売店脇の看板

よそ様の会社の敷地に立てさせてもらいましたが、設置のOKが出るまでにかなり待たされました。

撤去したら二度と設置できそうにないので、そのまま継続中。

(3)国道沿いの看板

東バイパス脇の空き地に設置。けっこう大きな文字の看板にしたつもりでした。

ところが実際に運転中に見てみると、思いのほか目にとまりません。なので契約切れとともに撤去。

教訓

(1)基礎工事を要した建造物は、撤去する際にも基礎工事が必要。

(2)企業の稟議には、時間がかかる。

(3)国道を走る車は速い

毛虫駆除

クリニックの裏に植えている竹が、毛虫にやられました。

発見したその日に、とりあえず、ハエ用殺虫剤を振りかけて「仮駆除」を行いました。

さらに翌日、業者に専門的な処置をしてもらいました。

私は毎朝、その竹の周囲も清掃しているのですが、竹の異変には気づきませんでした。

ただ、2週間ぐらい前から、竹の根元周辺の地面に、抹茶をまいたような黄緑色の粉が広がっていました。

誰かが抹茶をこぼしたのだろうと思っていました。

しかし、掃除しても掃除しても、毎朝抹茶がまかれていたのでした。おかしいなとは思っていました。

業者に来てもらうと、開口一番「ずいぶん糞が落ちてますね」と。

抹茶は毛虫の糞でした。

図鑑で調べたら、タケノホソクロバの幼虫であることが判明。

毒針毛が密生しており、かなりヤバイ毛虫のようです。

イモムシは嫌いではありませんが、毛虫は大嫌いです。こういうのを「毛嫌い」というのでしょうか。

ノーベル賞受賞

山中伸弥教授が、ノーベル医学生理学賞を受賞しました。

「受賞できたのは、日本という国に支えられたから」とは受賞の弁。一方でかつては、

「米国に比べて日本は、10年20年遅れた環境で研究している」という発言もありました。

山中氏でさえも、かつては、自分の実験用のネズミの世話で苦労していた時代もあったそうです。

レベルの違う話でたいへん恐縮ですが、私もかつては、同じような苦労をしていたことを思い出します。

大学で、ネズミ(ラットや天竺ネズミ)を使って実験をしていた頃の話です。

供給元のアニマルセンターで動物を受け取ると、その後は実験者が自分で管理しなければなりません。

毎日のエサやりと水やり、ケージの掃除が日課です。

実験室内で動物を取り逃がし、大捕物になることもしばしばありました。

山中氏同様に苦労しましたが、画期的発見にはついに至らず、世間の脚光を浴びることもありませんでした。

日本の科学研究費はまだまだ不足しています。与党政治家が「2位ではダメなんですか」と言う国です。

希望があるとすれば、山中氏の研究が日本で行われたことでしょう。

ノーベル賞受賞ニュースのたびに、基礎研究の充実が叫ばれますが、そのうちウヤムヤになります。

今度こそ、日本の科学技術研究、とくに基礎研究への国を挙げての積極支援を打ち出して欲しいものです。

「iPS細胞」については、書くと長くなるのでまた後日。

電動アシスト比率

チャリ通勤を始めました。今日で2日目。

白状しておきますが、買ったのは電動アシスト自転車です。

最近の電動アシスト自転車って、法規の改正でアシスト比率の上限が倍増したので、すごいパワーですね。

最大アシスト率は、ペダルを踏む力の2倍。勢いよく発進すると、少しウィリーするほどです。ホントに。

ただし、10km/h以上では、速度に応じて補助率が直線的に下がり、速度24km/h以上は補助なしの設定です。

この規則を数式で書いてみましょう。速度を x (km/h)、アシスト比率を y とすると、

(1)y=2      (0≦x<10)

(2)y=2-(x-10)/7 (10≦x<24)

となります。グラフにするともっとわかりやすいです(暇な人は自分で作図して下さい)。

ところがこれが法律の条文となると、まあまわりくどい文章になるものですね。

道路交通法施行規則第一条第三項第一号に、電動アシスト率についての規定があります。

長くなりますが、暗号みたいで面白いので、全文をそのまま記載します。

二十四キロメートル毎時未満の速度で自転車を走行させることとなる場合において、人の力を補う力の比率が、(1)又は(2)に掲げる速度の区分に応じそれぞれ(1)又は(2)に定める数値以下であること。

(1)十キロメートル毎時未満の速度 二

(2)十キロメートル毎時以上二十四キロメートル毎時未満の速度 走行速度をキロメートル毎時で表した数値から十を減じて得た数値を七で除したものを二から減じた数値

それにしても、漢数字はどうにかならんか。

新聞投書

熊本日日新聞社から「薄謝」と称した1500円分の図書カードが届きました。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-358.html" target="_blank" title="先日の私の投書">先日の私の投書</a>に対する謝礼です。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-235.html" target="_blank" title="前回投書した時">前回投書した時</a>も同様で、熊日から図書カードを受け取るのは今回で2度目です。

実はこの謝礼には、ちょっと疑問を感じます。疑問を感じたのも2度目。

その金額が安いとか、そんなことを言っているのではありません。

謝礼そのものが、いかがなものかと思うのです。

まず、投書に対する謝礼の存在が、投書欄の応募要領に掲載されていません。

おそらくそれは、金品目的での投書を防ぐためでしょう。

しかし一方で、一度でも投書した人は、謝礼の存在を知っています。これは不公平です。

それに、リピーターばかりを増やす一因にもなると思います。これでは投稿者が偏りかねません。

投書欄というものは、多くの市民の意見を採りあげるべき場所です。

投書への謝礼はやめた方がよいと思います。

適度な運動

「適度な運動をして下さい」

日頃私が口にするなかで、これほど無責任な言葉はないでしょうね。

なぜなら私自身が、ほとんど運動をしていないからです。

これでは、ヘビースモーカーが禁煙を指導するのと同じです。

先日人間ドックで、体の固さが「70代」と宣告されたので、危機感を抱きました。

とりあえず少しでも体を動かそうかと、1カ月ぐらい前から始めた運動が「犬の散歩」です。

朝早くから目が覚めて困っていたので、渡りに船でした。毎朝5時台に20分ぐらい散歩しています。

勤務医時代から、開業後もしばらくは、自転車通勤していました。

ところがその後、自転車通勤はパッタリ。最近は自転車に乗ること自体が無くなりました。

体重は数年間で5キロ以上増量し、からだの節々はすっかり固まってしまいました。

朝などはアキレス腱がカチカチで、ひとしきりストレッチをしなければ、階段を下りるのもままなりません。

以前使っていた自転車は、すっかり錆びつき、タイヤは朽ち果て、見るも無残な状態です。

新しい自転車があれば、またそれで通勤するのに。

というわけで、新しい自転車を買いました。まずは形から入るタイプなので。

免許更新

本日、運転免許を更新しました。

ゴールド免許だったので更新は5年ぶりです。もちろん今回もゴールド。これで3連続ゴールドです。

もう十何年以上、交通違反でつかまったことがありません。

きっと運転が「大人になった」からでしょう。こういうのを「大人しくなった」と言うのでしょうか。

クリニックの近所に、見通しが良いのに一旦停止が義務づけられた交差点があります。

取り締まりのパトカーがときどき隠れていますが、何しろ見通しが良いので、パトカーも丸見えです。

ああいうのって、どうなんですかね。

何の危険も実害もないときに、一旦停止の必要性があるんでしょうか。気をつけて徐行すれば良いのでは?

実際若い頃には、見通しの良い場所では、きちんと止まっていませんでした。

形式的に止まることよりも、ちゃんと確認することが大事だと思っていたからです。

でも今は、見通しが良かろうが悪かろうが、まずは規則通り、停止線の位置に、ピタっと止まります。

どうかすると、いったんサイドブレーキを引いたりします(これはウソ)。

それにしても、更新直前に交通違反で捕まってしまったのでは、これまでの5年間の苦労が水の泡です。

だから最近はとくに慎重に運転していました。とくに今日の免許センターまでの道は少しドキドキでした。

と思って更新講習で聞いてたら、誕生日の40日前以降の違反は、更新時にはカウントされないようですね。

ムダにドキドキして損した。

免許センターからの帰り道は、ちょっととばしました。

iPad mini登場

小型のiPadの登場が近付いています。

iPad miniの通称で、ずいぶん前からネットや雑誌を賑わしてきましたが、ついに一般紙でも報道されました。

だんまりを決め込んでいるのは、当のAppleだけです。これはいつものこと。

日経によれば、今回からKDDIも取り扱うことが決まったようです。

それがいいです。競争があれば、ソフトバンクがいっそう頑張ってくれます。

LTEやテザリング問題も、劣勢とされていたソフトバンクが、どんどん巻き返しつつあります。

そのために、イー・アクセスを買収するぐらいです。

7インチクラスのタブレットが出そろってきましたが、私にはいまだに、その位置づけがわかりません。

スマホが4インチ、従来型タブレットが10インチ。その中間サイズの役割とは何でしょうか。

良く言えば、情報機器としてはスマホよりも便利で、iPadよりもコンパクト。片手で持てる。

しかしコスト的には、インチサイズに比例した低価格で作れるものではなく、小さい割に高くなります。

Appleが前々から(ジョブズの頃から)、このサイズのiPadを計画していたとは思えません。

品揃えをギリギリまで絞り込むのが、ジョブズ流でしたから。

KindleやNexusに対抗するために、やむを得ずiPad miniを作ったとすれば、Appleらしからぬ戦略です。

そんな疑問はありますが、実際に手に取ってみると、きっと欲しくなるんでしょうね。

数学好き

こどもの頃、数学が好きでした。

小学生時代、休みの日には電卓で遊んでいました。友達が少なかったのかもしれません。

1960年代の終わり頃の電卓はサイズが大きく、ちょうど今のスーパーのレジスターみたいな感じでした。

で、私の遊びといえば、いろいろなかけ算や割り算をして、その記録を紙に書き残す、というものです。

中学生の頃、数学で好きだったのは「因数分解」。嫌いなのは「ベクトル」でした。

フィールズ賞を受賞した、郷里(山口県)出身の広中平祐氏が話題になったのも、その頃。

数学者になることを夢見ました。

高校生のとき、好きなのは「数列」、嫌いなのは「行列」。

数列は、規則性の発見にパズルのような楽しさがあって、今でも好きな分野です。

一方で行列は、いったい何の役に立つのかさっぱりわからず、面白くなかった。

ところが大学時代、教養科目として履修した物理学で登場したのは、ベクトルと行列でした。

嫌いなふたつが、そろいもそろって物理学では主役級の存在でした。あなどってはいけませんね。

ちなみに私がいちばん好きなのは「素数」です。

段取り

起床してから出勤するまで、朝はたいてい誰でも、時間に余裕がありません。

だからムダのない、一定の行動パターンが構築されているはずです。つまり「段取り」です。

私も段取りにはこだわります。たとえば照明器具のスイッチを入れるタイミングがそう。

最近の起床時間は5時5分。まだ真っ暗です。

階段、トイレ、洗面所、廊下と、歩く道筋に沿って、順次スイッチを入れ、不要なモノはその都度消します。

リビングが明るくなると、ウチの犬がクンクンいいだすので、リビングの照明をつけるのは散歩の直前です。

段取りどおりにコトが運ぶと、私の動線は一筆書きのように最短ルートをとり、とても満足できます。

ところが残念なことに、最近は「もの忘れ」が激しくて、なかなか段取りどおりにいきません。

スイッチはしばしば入れ忘れ、消し忘れ、何度も引き返す。私の動線は、行ったり来たりのムダだらけ。

さいわい、部屋の照明などをすべてスマホで管理できるような、そんな時代がやがて来る気配です。

スマホをあちこちに置き忘れないように、それだけは注意しましょう。