毎朝掃除していて気付くのは、最近イモムシの糞が減っていることです。
ということは、イモムシも減っていると、そういうことです。
私の駆除が奏効したのかというと、そうではありません。
おそらくイモムシたちは、土にもぐって、サナギになりつつあるのでしょう。
しかし、あとで多数の「蛾」が土から湧き出てくるのもイヤです。
サナギ化防止策としては、樹木の幹に粘着剤を塗り、土に降りてくるイモムシをくっつける方法があります。
市販品で知られるのは、アース製薬の「バラの虫ホイホイ」です。
本来は、アブラムシやゾウムシが土から上がってくるのを防止するものですが、逆の使い方をするワケです。
そこで先日、糞の量が最も多いオリーブの木の幹に、バラの虫ホイホイを塗る作戦を決行しました。
が、ホイホイのチューブの開け方に失敗して、手がベトベトになり、もう戦意喪失。塗るのも中途半端。
指の粘着剤を取るのにひどく苦労しました。あとで調べたら、サラダ油で拭き取るとよいとのこと。
そうこうするうちに、最近は糞の量も減ってきた。つまり作戦は間に合わなかったと、そういう顛末です。
やがてイモムシたちは、サナギを経て成虫になり、大きなハネを広げて飛び立つのでしょう。
こういうのを「完全変態」といいますが、サナギって、つくづく不思議ですね。
サナギの殻の中では、幼虫の体はいったんドロドロに溶け、成虫の体が再構成されるそうです。
生命の神秘としか言いようがありません。