iOS6インストール

本日、iPhoneやiPad用のiOSのアップデートが始まりました。最新の「iOS6」です。

さっそく今朝、iPhone4Sにインストールしました。所要時間は25分。

明日iPhone5に機種変更する(予定の)私が、なぜ旧機種(iPhone4S)のOSをアップデートしたのか。

その理由は、今後のiPhone4Sの使い途にかかわることです。

ソフトバンクショップで明日、iPhone4SのSIMカードが回収されてしまう可能性があります。

SIMカードが無くなったiPhone4Sでは、iOSのアクティベーションができなくなります。

通話以外の機能(インターネット接続やiPod)は利用可能ですが、iOSが更新できなくなるのです。

つまり、今後永久に「iOS5」のまま、ってことです。

それどころか、うっかり更新作業をしてしまうと、iPhoneは完全に使えなくなることが知られています。

と思っていたら夕方になって、ソフトバンクから電話がありました。

「明日、ご予約のiPhone5をお渡しできます」と。

で、その時聞いてみたら「SIMカードは回収しません。そのままお使いいただけます」だそうです。

じゃあ、なんですか、今日のiOSアップデートは不要だったというのですか。

こう言っちゃなんですけど、iOS6のMapは全然イケてないのです。

こんなことなら、iPhone4SのiOSは更新せずに、Google Mapのままにしときゃよかった(泣)

ものもらい

ものもらいは、正式には麦粒腫という、まぶたのできものです。

かつて麦粒腫の治療で、私はひどい目に遭ったことがあります。

当時大学病院に勤務していたので、その病院の眼科を、勤務の合間に受診しました。

助教授の診察の結果、「ステロイドを注射して、さっさと治しましょう」ということになりました。

同業者(医者)の場合、得てして標準的な治療法ではなく、一番早く治る治療法が選択されます。

処置室のベッドに寝かされて、しばらく待っていると、若い女医さんが2人現れました。

2人でなにやら話し合いながら、注射の準備を始めたようです。

あとは助教授の先生の到来を待つばかり、と思っていたら、彼女らが寄ってきて

「では、まぶたに注射をします。動かないで下さい」

どうやら私は、若手医師のための実習教材となったようです。

まぶたに針が刺さり、ググッと痛みと圧力を感じます。

とその時、プシュッという音とともに、注射器と針がはずれ、薬液が私の顔面にまき散らされました。

「あっ、動かないで下さいっ!」

彼女たちはあわてて、どこかに立ち去りました。新しい薬剤を取りに行ったのでしょうか。

しばらくの間私は、まぶたに針が突き刺さったままの状態で、ひとり処置室にとり残されていたのでした。

軽い病気で大学病院を受診するものではありません。

フリック入力

スマホの文字入力って、どの方式でやってますか?

ケータイのようにキーを何度もタップする方式(トグル式)でしょうか、キーボード入力でしょうか。

私はこれまで、日本語なら前者、アルファベットなら後者でした。

しかしつい最近になって、日本語は「フリック入力」に変えました。

以前から知ってはいたのですが「食べず嫌い」してました。

でも、食べてみると断然うまいですね(慣れてみると断然快適ですね)。

フリック入力では、何度もタップする必要がありません。

タップでなく、指をスライドする向きによって「イ段」から「オ段」までを入力する方法だからです。

例えば「さ」をプッシュし、そのまま左に動かせば「し」、上に動かせば「す」が入力できます。

図解しないとダメですか?

お手持ちのスマホで、「あ」とか「さ」とかを、タップではなく、押しっぱなしにしてみてください。

何かガイドが出るはずです。

トグル式で多くのタップを必要とする「エ段」とか「オ段」ではとくに、フリックが有利ですね。

さらに、同じ文字や同じ行の文字を続ける時には、圧倒的に速い。

「ははは」とか「おいおい」とか「あれれれれ」とか「ピロロロロ」とか。あんまり使いませんか。

左右対称

私はこどもの頃から、歩行時の足底感覚において、左右対称にこだわる性質がありました。

例えば階段。

3段とか5段とかの奇数段の場合、最初に踏み出した足で、最後に登り切ることになります。

その足の裏には、反対側と比べて明らかに大きな圧力負荷がかかり、その感覚が残ります。

そのままにしておくと、足底の負担のアンバランス感が続き、どうにもやりきれなくなってしまいます。

そんな時は、反対側の足で、いちど地面を大きく踏みつけます。左右の足底圧力のバランスをとるのです。

階段が11段でも15段でも、昇り終わった時点で、それが奇数段であることを体が感じます。

だからすぐに、踏みつけ作業を行い、バランスを取り戻します。

典型的な強迫神経症ですね。

左右対称へのこだわりは、大人になってからほぼ解消しました。

それが科学的に根拠の無いものだという理性が勝ったのです。

しかし今でも、奇数段の階段よりは、偶数段の方が心地よく感じます。

サッカー選手のベッカムは、偶数にこだわる強迫神経症であることを、カミングアウトしました。

彼は「冷蔵庫に入っている飲み物の本数が奇数だと、1本を隠したくなる」そうです。

ベッカムと私とでは、運動神経も風貌もだいぶ異なりますが、似ている面もあるようです。

(蛇足)

神経症の話とは関係ないですが、今日は私の誕生日でした。

蛍光灯

レスポンスの遅い人のことを「蛍光灯」と言ってましたが、最近はあまり使わないですね。

以前の蛍光灯は、点(つ)くまでに何秒か、時間がかかっていました。

子どもの頃の蛍光灯に至っては、遅いどころか、ちゃんと一発で点灯するかどうかもわかりませんでした。

スイッチのボタンを押したりヒモを引いたりするタイミングが悪いと、うまく点きませんでした。

気がつくといつのまにか、蛍光灯は瞬時に点灯するようになっています。

いまの若い人に「おまえは蛍光灯だな」と言ったら、ほめ言葉と思われかねません。

一方で、蛍光灯とは逆の変化をしているものもあります。テレビです。

昔のテレビは、たしかに点くまでに少し時間がかかり、ジワッと明るくなっていました。

その後、ほぼ瞬時に映像が出るようになりました。

ところが最近のテレビはまた、点くまでに待たされるようになってしまいました。

地デジのせいです。デジタル情報を画像化するために時間がかかるのです。

最近買った、我が家の最新型のテレビは、スイッチ入れてから起動するまでに10秒以上かかります。

パソコン並みの頭脳が備わっているというのがウリですが、いったいその頭脳で何を考えているのやら。

ともてイラつきます。

世の中は、IT化が進めば進むほど快適になっているとは限らないようです。

イモムシ

クリニックの敷地内で、黒い「イモムシ」をたびたび見かけます。

毛は生えていないので、いわゆる「ケムシ」ではありません。

黒を基調として、黄色の縞によっていくつかの節に分かれ、各節にオレンジ色の目玉模様が並んでいます。

たびたび見かけるので、「クロちゃん」と呼ぶことにしました。

その気品のある、ビロードのような黒と鮮やかなオレンジからは「クロアゲハ」を連想します。

ある朝などは、同じ場所に5匹のクロちゃんが集合していました。

これはもしや、時期が来れば、無数のクロアゲハが舞い飛ぶクリニックになるかもしれません。

そう思いながらも、念のためネットで確認すると、なんと、クロアゲハの幼虫って緑色じゃあないですか。

なら、このクロちゃんっていったい誰なのか。

名前がわからないものを検索するのは、意外と難しいものですが、そこは工夫次第。

「イモムシ 黒」で画像検索すると、いとも簡単に、クロちゃんとまったく同じモノを見つけました。

う〜ん、残念なことに、クロちゃんの本名は「セスジスズメ」という「蛾」でした。

差別するわけではないですが、蝶と蛾では、雲泥の差です。

まあそれでも、ひいき目に見れば、セスジスズメって「ステルス戦闘機」に似てて、蛾にしては格好いい。

ただし、無数に舞い飛んでほしくはないですけど。

予約受付開始

本日から予約受付を開始したモノが、世の中に2つあります。

ひとつはiPhone5。

そしてもうひとつは、当院のインフルエンザの予防接種です。今日の話はこっち。

当院では例年、<a href="http://www.2277100a3.com/i/" target="_blank" title="インターネットによる予約システム">インターネットによる予約システム</a>を利用しています。

接種希望者は、ケータイやパソコンからこのサイトにアクセスし、空いている日時を選んで登録します。

予約状況は随時把握でき、必要ワクチン量も自動計算です。

このような先進的なITシステムですが、どうしてもネットからの予約が困難な方もいらっしゃいます。

ケータイをお持ちでない方や、通話以外の機能を使ったことがない方、とにかくケータイが不得意な方など。

そのような場合にはしょうがないので、例外的に、窓口で予約を受け付けています。

あまり杓子定規に「ネット以外の予約は出来ません」とは言えないのです。

一般診療の予約でも同じことです。

ケータイからの<a href="http://paa.jp/t/162601/" target="_blank" title="順番予約システム">順番予約システム</a>には、電話や窓口での受付も併用して運用しています。

病状の重い方は順番を繰り上げますが、これはその他の予約者全員の順番を繰り下げることになります。

やはり杓子定規に「診察は順番通りです」と言うわけにはいきません。

医療の世界ではいくらIT化を進めても、完全なデジタル化は困難です。人間的な微調整が必要です。

(蛇足)

iPhone5予約しました。

サプライズなし

iPhone5がついに、発表されました。

良く言えば期待通り、悪く言うと新鮮味なし。ネットを賑わしていた事前情報どおりの結果でした。

「iPhone5」という、予想を裏切らないその名称。私にしてみれば、逆に肩すかしを食らった感じです。

ディスプレイは4インチに拡大。縦長で薄型のツートンカラー。

デザインはオシャレで、私は好きです。ですがどうしても「見たことある」感は否めません。

LTE対応も、A6チップも、小さいアダプタも、変わったイヤホンも、nano-SIMも、NFC未搭載も・・・

全部「知ってる」情報でした。

「iPad mini」の発表はありませんでしたが、とくにガッカリはしませんでした。

Appleはその存在すら認めていませんが、発売が10月に延期されたことは、すでによく知られている話です。

かつてAppleの新製品情報は、ジョブズの口から、初めて世界中に知らされました。

そのプレゼンに、みなが驚き興奮し、その姿を見てジョブズがにんまりする。それがいつものパターンでした。

ところがその鉄壁といわれた情報管理も、いまやほころびだらけです。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-337.html" target="_blank" title="事前に漏れまくり">事前に漏れまくり</a>です。

もしもジョブズが生きていたら、激怒したことでしょう。

インパクトのないプレゼンをするぐらいなら、もはや発売自体をとりやめる、なんてことになったかも。

寝台列車

TV番組で「寝台列車芸人」の話を聞いていて、思い出したことをふたつ。

初めて乗った寝台列車は、小学5年の時の「あさかぜ」です。防府駅から東京駅までの長旅でした。

寝たまま旅行するための列車ですが、私には寝るのがもったいなくて、可能な限り起きていました。

停車するたびに夜中の駅を眺め、その駅名と時刻をメモしていました。

大人になってからは、学会出張のとき、高松駅から東京駅まで「サンライズ瀬戸」に乗ったことがあります。

航空機で行けばすぐなのに、どうしても、運行を開始したばかりのその寝台列車に乗りたかったのです。

もちろん個室寝台です。壁面いっぱいに大きな窓があり、眺望は最高です。

個室なので気ままな下着姿で、ベッドに座ってビールを飲みながら、夜景を飽きることなく眺め続けます。

駅に停車するとき以外は、誰に見られるわけでもないので、ブラインドは全開です。

ところが列車が都市部に入って、予想もしていなかった事態が起きました。

線路脇にオフィスビルが立ち並んでおり、暗いビルの窓がちょうど鏡のように、列車を映し出したのです。

なんと、目の前、十数メートル先に映っているのは、下着姿でビールを片手にした私ではないですか。

いや、それだけではありません。よく見れば、私の両サイドや下にも、似たような姿のオッサンたちがいる!

あわててブラインドを閉めました。

寝台個室に乗るときには、とくに女性の方はくれぐれも、油断なきように。

マンションライフ

「トイレのないマンション」ということばがあります。原発と共存することをたとえた表現です。

放射性廃棄物の処理法が解決していなのにもかかわらず、人は原発を使い始めてしまいました。

「汚物」の処理ができないのがわかっていながら、そこで生活しているわけです。

誰が思いついたのでしょうか、言い得て妙ですね「トイレのないマンション」。

でも実際のところ「トイレのないマンションライフ」って、どんな具合なんでしょうか。

処理ができないのであれば、出てきた「汚物」はとりあえず、室内で保管するしかないでしょう。

お向かいのロシアさんは、中庭の池に捨てているらしいですが、それでは近所迷惑というもの。

できるだけ臭わないように、タッパーとかジップロックとかに入れて密閉して、押し入れに収納しましょう。

どの部屋に置くかで家族がもめますが、おこづかいと引き替えに、こども部屋に保管させてもらいましょう。

リビングやキッチンでは、いつも通りの快適なマンションライフを送ることができます。

その一方で、こども部屋の押し入れには、毎日毎日、新たなタッパーがたまっていきます。

タッパーが臭わなくなるまで、10万年ぐらいかかるそうです。