クリニックの敷地内で、黒い「イモムシ」をたびたび見かけます。
毛は生えていないので、いわゆる「ケムシ」ではありません。
黒を基調として、黄色の縞によっていくつかの節に分かれ、各節にオレンジ色の目玉模様が並んでいます。
たびたび見かけるので、「クロちゃん」と呼ぶことにしました。
その気品のある、ビロードのような黒と鮮やかなオレンジからは「クロアゲハ」を連想します。
ある朝などは、同じ場所に5匹のクロちゃんが集合していました。
これはもしや、時期が来れば、無数のクロアゲハが舞い飛ぶクリニックになるかもしれません。
そう思いながらも、念のためネットで確認すると、なんと、クロアゲハの幼虫って緑色じゃあないですか。
なら、このクロちゃんっていったい誰なのか。
名前がわからないものを検索するのは、意外と難しいものですが、そこは工夫次第。
「イモムシ 黒」で画像検索すると、いとも簡単に、クロちゃんとまったく同じモノを見つけました。
う〜ん、残念なことに、クロちゃんの本名は「セスジスズメ」という「蛾」でした。
差別するわけではないですが、蝶と蛾では、雲泥の差です。
まあそれでも、ひいき目に見れば、セスジスズメって「ステルス戦闘機」に似てて、蛾にしては格好いい。
ただし、無数に舞い飛んでほしくはないですけど。