「トイレのないマンション」ということばがあります。原発と共存することをたとえた表現です。
放射性廃棄物の処理法が解決していなのにもかかわらず、人は原発を使い始めてしまいました。
「汚物」の処理ができないのがわかっていながら、そこで生活しているわけです。
誰が思いついたのでしょうか、言い得て妙ですね「トイレのないマンション」。
でも実際のところ「トイレのないマンションライフ」って、どんな具合なんでしょうか。
処理ができないのであれば、出てきた「汚物」はとりあえず、室内で保管するしかないでしょう。
お向かいのロシアさんは、中庭の池に捨てているらしいですが、それでは近所迷惑というもの。
できるだけ臭わないように、タッパーとかジップロックとかに入れて密閉して、押し入れに収納しましょう。
どの部屋に置くかで家族がもめますが、おこづかいと引き替えに、こども部屋に保管させてもらいましょう。
リビングやキッチンでは、いつも通りの快適なマンションライフを送ることができます。
その一方で、こども部屋の押し入れには、毎日毎日、新たなタッパーがたまっていきます。
タッパーが臭わなくなるまで、10万年ぐらいかかるそうです。