学会旅行中に訪れた、ヨーロッパのあるレストランでのこと。
注がれたビールはキンキンに冷えているようで、タンブラーは小さな水滴で真っ白になっています。
「では乾杯の音頭をお願いします」
仲間から突然、指名されました。こういうときの挨拶は、短ければ短いほど良いものです。
ですが、みんなが私に注目し、真剣に耳を傾けている瞬間なのです。
少しぐらいは何か、気の利いたことをしゃべりたい。笑いをとれればなおいい。
「みなさん、お疲れさまです。えー・・・」
「ピピ、ピピ、・・・・」(目覚まし時計の音) 夢でした。
あーもう。さっさと乾杯しとけば、ひとくちだけでも飲めたのに。
こんなことなら、アラームをあと5分遅くセットしとけばよかった。
最近そんなことがありました。
私は基本的に、夢が好きです。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-177.html" target="_blank" title="前にも書きました">前にも書きました</a>が、夢って展開が奇想天外で、面白いでしょう。
だからそのために、2度寝や3度寝をします。何本も夢を見られるからです。
さすがに最近は、スヌーズ1回の2度寝で起床しますが、以前は4度寝とか5度寝を楽しんでました。
アラームが鳴ると、スヌーズボタンを押すために一瞬覚醒しますが、押したらすぐに眠りにつきます。
この覚醒している数秒間は、現実だか夢だか境界の曖昧な意識状態です。
だから夢の世界に戻ってみると、さっきまでの夢の続きだったりします。
そのうち、夢の中で、こんなやりとりがあるかもしれません。
友「おい、どこ行ってた」
私「ちょっと、延長してきた(=スヌーズボタン押してきた)」