ハイビジョン

テレビの売れ行きが減速していると聞いていたのに、超大型液晶テレビの話題は、盛り上がってきました。

ここでいう「超大型」とは、80型とか100型とかの話。

いまのハイビジョンテレビの解像度は、およそ横2000 x 縦1000の200万画素です。

1000を1K(キロ)と置き換えて、「2K1K」とか、単に「2K」とか言うと「通」っぽく聞こえます。

32インチでも55インチでも、みんな「2K1K」、200万画素です。

だから大型になればなるほど、ひとつの画素の大きさが大きくなります。目が粗くなるわけです。

現に我が家の、奮発して買った大型テレビも、近づいて見るとガッカリするほどギザギザな画像です。

大画面になればなるほど画質が悪い、というパラドックスの解決策は3つ。

(1)離れて見る

(2)買わない

(3)解像度を上げる(←)今日はこの話

ソニーが84型の「4K」テレビを年内に発売すると、昨日発表しました。「4K2K」のことです。

画素数800万。従来の4倍のきめ細やかさなので、近づいて見てもきれいでしょうね。

これならリビングが狭くても、テレビだけは大型を買うことができます。

4Kの超大型テレビでは韓国勢が先行しています。でも心配ご無用。日本にはもっとすごいのがあります。

NHKの「8K」です。「8K4K」の3200万画素。名付けて「スーバーハイビジョン」。

このたびNHK方式が、8Kの国際規格に認定されました。

4Kもこれからだというのに8Kとは気が早い、と思ってはいけません。

NHKがハイビジョン開発を始めたのは1964年だそうです。

このぐらい先走らなければ、世界標準を勝ち取れないのでしょう。