漢字小話

漢字学者白川静氏の学説による「漢字の成り立ち」は、読んでも読んでも面白いですね。

例えば「人」という字は、立っている姿を横から見た形とのことだそうです。

だから「人という字は人と人が支え合ってできている」という金八先生の話は、間違いと言われています。

しかし、私はそうは思いません。

金八先生が伝えたかったのは、漢字学の学術的解説ではなく、たとえ話を用いた人生訓だからです。

つい最近も、漢字にまつわる「ちょっといい話」に出会いました。

コッシー・D・レンさんという人の、<a href="http://ameblo.jp/ko2c2112/entry-11334610281.html" target="_blank" title="8/22のブログ">8/22のブログ</a>を一部抜粋してご紹介します。

 誰でも口から プラスのことも マイナスのことも吐く。

 だから【吐】という字は 口と+と−で出来ている。

 マイナスのことを 言わなくなると−が消えて、 【叶】という字になる。

いい話じゃないですか。

もちろん学問とは関係ありません。

大事なのは、伝えたいことが、気の利いた「小話」に仕上がっているかどうかです。