遺憾の意

韓国の大統領は、竹島訪問に次いで、天皇に対しても問題のある発言をしました。

これに対して野田首相が述べた言葉が「遺憾である」。

何ですか、この発言。弱い。弱すぎる。もっと激しく怒らないと。

だいたいこの「遺憾」という言葉を使うのが間違っているのです。

「残念」という意味ですが、怒ったときにも、怒られたときにも使う、実に妙な表現です。

「もう許さない」と言わずに「遺憾である」と言って、あからさまに怒らない。

「ごめんなさい」と言わずに「遺憾です」と言って、ちゃんと謝りもしない。

まるで他人事のようです。

和を重んじる日本人が、自己主張を押し殺した結果なのでしょうか。

政治家や役人は、こんな言葉遣いばかりしているものだから、いざ外国を怒ろうとしても、迫力がない。

もう「遺憾」の使用をやめませんか。

「遺憾」禁止。使ってはイカン。