血液型と冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)の発生頻度には、関連があるそうです。
その発症頻度をO型と比べると、A型は1.06倍、B型は1.15倍、AB型は1.23倍だったとのこと。
約9万人を20年以上にわたって追跡調査した<a href="http://atvb.ahajournals.org/content/early/2012/08/14/ATVBAHA.112.248757.short" target="_blank" title="研究論文">研究論文</a>を、友人がFacebookで紹介していました。
これを読んで私は、血液型と性格との関連性も、あながち否定できないように思えてきました。
A型=神経質=だから冠動脈疾患になりやすい
B型=マイペース=だからまじめに健診を受けない
AB型=両方の性格を併せ持つ=冠動脈疾患になりやすいくせに、健診を受けない
ま、これは冗談です。でも考えてみると、本当に何か科学的裏付けがありそうな気もします。
従来、血液型と性格の関連性には科学的根拠が無く、おおむね「迷信」と考えられてきました。
しかし科学的には、物事を完全否定するのは、肯定することよりも難しいはずです。
ABO式血液型を決定する遺伝子は、23対の染色体のうち、第9番染色体に存在します。
一方で性格は、遺伝と環境の2つの要因によって決まると言われています。
そしてその遺伝的要因も単純ではなく、複数の遺伝子が関与していると思われます。
性格に関わる遺伝子のうちの重要ないくつかが、第9番染色体上に存在する可能性もあります。
そうなると、血液型と性格が、ある程度相関する可能性が出てきます。
この遺伝子が解明されたら、「血液型別性格診断」は、もう「迷信」ではなく「科学」です。
さて、次は「星座」と「性格」の科学的関連性です。これを解明するのは、かなり難しそう。