商標権

Microsoftがこの秋にも発売する「Windows 8」の特徴は「メトロ」と呼ばれるインタフェースです。

アイコンではなく、タイルのようにボタンが並びます。

タイルなので面積が大きく、その内部にさまざまな情報を、リアルタイムに表示できます。

これを「ライブタイル」と呼ぶそうです。なかなか良いアイデアだと思います。

Appleがアイコンにこだわり、タイルに思い至らなかったのは、正直残念です。

ところでその「メトロ」に商標権の問題が生じ、今月あたりからその名称を使用しなくなったようです。

「開発上の仮名称だった」と、Microsoftは言っていますが、負け惜しみですね。

商標問題では、Appleも苦労しています。

中国国内での「iPad」の商標権を主張する中国企業に、Appleは48億円を支払うことで和解したばかり。

これはAppleが、何年か前に商標権を購入する際の手続きが、不完全だったことによるものでした。

最近では「iPhone」の商標権をめぐっても、中国企業とちょっとしたいさかいが起きています。

これはAppleが、商標権を取得する際に、商品区分を十分広くしておかなかったことによるものでした。

中国に進出する世界中の企業が、知的財産権をめぐって、これからも苦労し続けることでしょう。

日本でもAppleは、インターホン最大手の「アイホン」と商標権をめぐって交渉した<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4.html" target="_blank" title="経緯">経緯</a>があります。

長らく隠されていたその商標使用料が、年間1億円だったことが、先月判明しました。

中国企業とは違って、わりと良心的な価格ですね。