セミの声

梅雨が明け、酷暑が続きます。

朝も早いうちから、クマゼミがワシワシ鳴いて、暑苦しさを倍増させてくれます。

この1週間の私の観測では、早い日は5時40分、遅い日でも6時20分までには、ワシワシが始まります。

鳴き始める時間の差は、おそらく気温の違いと推測しますが、いずれにしても7時には大合唱モードです。

そのクマゼミも、昼前までにはウソのように鳴きやみます。アブラゼミと交代するためです。

ちょうどその交代時間に戸外に出てみたら、違和感を感じるほど静かですね。

その静寂が余計に暑い。

それにしても、クマゼミは午前、アブラゼミは午後鳴くなんて、どういう理由なんでしょうね。

いまのアブラゼミはまだ、控えめにジリジリ鳴いてます。

これがもうじき、天ぷらを揚げる音のような、激しい鳴き声になるのでしょう。

アブラゼミの声に包まれると、からだが揚がりそうです。

そうは言っても、私は冬よりは夏が好きです。

だから夏の終わりを告げるツクツクボウシの鳴き声を聞くと、もの悲しい気持ちになります。

そんな気持ちでこどもの頃、「ツクツクボーシ」の繰り返し回数をずっと数えていたことを思い出します。