犬の散歩

家人に任せっきりにしている犬の散歩ですが、今日は久しぶりに私が担当しました。

以前はもっとやってました。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-29.html" target="_blank" title="2年前のブログ">2年前のブログ</a>にも書いているので間違いありません。

かつて散歩は、私にとっても、そこそこの運動になっていました。

しつけが悪いのか、体力があり余っているのか、散歩の主導権を握るのは愛犬アンナでした。

綱がビーンッと張り、飼い主が犬に引っ張られて歩くという、あまり格好良くない散歩スタイルです。

しょうがなくこちらが歩きを速めれば、アンナはますます走り出す始末。

そんなアンナも、寄る年波には勝てません。

今日の散歩では、最初こそ元気よく駆けだしたものの、ほんの50mも進まないうちにスピードダウン。

それから先は、まるでしつけの良い犬のように、私の横を私と同じ速さで歩きます。

中間地点の公園に到着。

以前はここで、ひとしきり走り回って運動していましたが、今日は二人とも休憩を選びました。

夕暮れの中、しばらくたそがれた後、帰路につきます。

十分休憩したはずですが、アンナはハァハァ言いながら歩いています。

この季節の夕方はまだ、路面が少し熱いのかもしれません。

明日は朝も散歩してみましょう(私が早起きできた場合)。

ハイビジョン

テレビの売れ行きが減速していると聞いていたのに、超大型液晶テレビの話題は、盛り上がってきました。

ここでいう「超大型」とは、80型とか100型とかの話。

いまのハイビジョンテレビの解像度は、およそ横2000 x 縦1000の200万画素です。

1000を1K(キロ)と置き換えて、「2K1K」とか、単に「2K」とか言うと「通」っぽく聞こえます。

32インチでも55インチでも、みんな「2K1K」、200万画素です。

だから大型になればなるほど、ひとつの画素の大きさが大きくなります。目が粗くなるわけです。

現に我が家の、奮発して買った大型テレビも、近づいて見るとガッカリするほどギザギザな画像です。

大画面になればなるほど画質が悪い、というパラドックスの解決策は3つ。

(1)離れて見る

(2)買わない

(3)解像度を上げる(←)今日はこの話

ソニーが84型の「4K」テレビを年内に発売すると、昨日発表しました。「4K2K」のことです。

画素数800万。従来の4倍のきめ細やかさなので、近づいて見てもきれいでしょうね。

これならリビングが狭くても、テレビだけは大型を買うことができます。

4Kの超大型テレビでは韓国勢が先行しています。でも心配ご無用。日本にはもっとすごいのがあります。

NHKの「8K」です。「8K4K」の3200万画素。名付けて「スーバーハイビジョン」。

このたびNHK方式が、8Kの国際規格に認定されました。

4Kもこれからだというのに8Kとは気が早い、と思ってはいけません。

NHKがハイビジョン開発を始めたのは1964年だそうです。

このぐらい先走らなければ、世界標準を勝ち取れないのでしょう。

猿マネ禁止

Apple勝訴を評決したカリフォルニアの陪審団が求めたのは「イノベーションの保護」だと言われています。

「猿マネはダメ」ということです。

マネかどうかの判定もさることながら、今日は「マネが本当に悪いのか」について考えてみました。

サムスンは「独占を許すのは消費者にとって損失」と言っています。

「マネして何が悪い」「マネをするのは消費者のため」と言わんばかりです。

たしかに、サムスンのスマホはすでにiPhoneをしのぐシェアを誇り、世界の人々を便利にしています。

サムスンがiPhoneをマネしなければ、世界のスマホ人口は、これほど増えなかったかもしれません。

でもそれは、数年程度のスパンでみた「小さな話」です。

AppleがiPhoneを「発明」しなければ、世の中の進歩は10年単位で、遅れた可能性があります。

iPhoneなしで、サムスンが今のスマホを独自に一から開発できたとは、誰も思わないでしょう。

たしかにサムスンの技術力は、世界のトップクラスでしょう。

なにしろApple自身が、主要部品をサムスンに依存してますから。

しかし「マネ+技術」で勝負している限り、10年後の世界を変えるような発明をすることは困難でしょう。

猿マネ禁止の目的は、単なる企業保護ではなく、世の中の革新的進歩を促すためだと思います。

サムスンは四の五の言わずに、Appleと世界をあっと言わせるモノをつくることに、全力をあげるべきです。

シール印刷

当院では「ミニカルテ」と名付けている診療手帳を、全ての患者さんにお渡ししています。

その内容や目的については、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-138.html" target="_blank" title="以前詳しく書いた">以前詳しく書いた</a>ことがあるので、今日は別の話。

ミニカルテは、調剤薬局で使われている「お薬手帳」と同じ、A6サイズの手帳です。

毎回の診療内容などの詳細を、シールに印刷して貼っていきます。

プリンタは、ブラザー工業のラベルプリンター「ピータッチQL-1050TypeA」を選びました。

10cm幅のシールが印刷できるので、A6サイズにはぴったりだからです。

他社製品も考えたのですが、パソコンとの連携や消耗品のコストなどの理由で、ブラザーに決めました。

残念ながら、Macに対応していないので、受付のWindows機に接続して使っています。

ラベル印刷といえば、キングジムの「テプラ」が有名ですが、これも元々はブラザーが開発したものでした。

ブラザーも後に、自社でピータッチを海外向けに発売しましたが、国内販売はずいぶん後のこと。

キングジムはブラザーに、毎年6億円支払っているそうです。テプラの特許の実施許諾料です。

その支払期限が今年12月に終了すると、今日の日経が報じていました。

そのニュースで思いついて、このたび新たにテプラを購入しました。小物やファイルに貼るラベル用です。

キーボードが付いていない、パソコン接続専用のものにしました。

残念ながら、Macで使うと機能が限定されるようです。

Appleが世界最大の企業になった今でも、あいかわらずMacは肩身が狭いです。

韓国大統領

反日言動で日本人の総スカンを食らっている、イ・ミョンバク韓国大統領。

国民ウケするパフォーマンスを連発する裏には、任期切れの恐怖があるのでしょうか。

刑事訴追を免れている5年間の任期が、来年早々に満了します。再選はできません。

退任後には、在任中の不正や親族の犯罪等に対する厳しい捜査が待ち受けているといわれています。

だったら不正をしなければいいのに、とも思いますが、権力が強すぎて腐敗しやすいのでしょうね。

韓国歴代大統領の「悲惨な末路」については、よくいわれることですが、つくづく恐ろしい国です。

あらためて列挙してみると、

前大統領(ノ・ムヒョン)は、退任後に汚職の捜査を受けた後に自殺しました。

少し前の大統領(ノ・テウ)は、退任後に懲役刑。

その前の大統領(チョン・ドファン)は、退任後に死刑判決。

その前はクーデターにより辞任、その前は暗殺、その前は懲役、その前は亡命。

韓国に比べたら、とくに最近のわが国の総理大臣なんて、おとなしいもんです。

「1年交代制」なので、首相在任中に不正を行う暇なんてありません。政策を実行する暇もないぐらいです。

台風の目

過去最大級の勢力と言われる、台風15号が接近しています。

気象衛星の画像を見ると、くっきりと「目」が見えます。

遠心力のために、雲が存在できない領域が、目です。

だから目がはっきりしているほど、強い台風だといいます。

台風の目といえば、思い出すことがあります。

20年ぐらい前、福岡市を台風が直撃した、ある晩のことです。

帰宅しようにも、駐車場まで行くのも困難な暴風雨のため、大学の研究室で時間をつぶしていました。

ところが少しして、ウソのように、ピタッと風雨がやんだのです。

ヘンな気分になり、同僚と外に出てみて、異様な光景に驚きました。

自分たちを中心にして、周囲にぐるりと360度、不気味な雲の壁が立ちはだかっていたからです。

しかも上を見上げると、雲ひとつ無い黒い空が広がっています。

直感的に「台風の目に入った」と悟りました。周りにそびえるのは「目の壁」と呼ばれるものでした。

帰るなら今だ、とばかりに、同僚は一目散に帰宅。それが正解。

しかし私は、目の壁がだんだん迫ってくると、どんな感じなんだろうと思い、大学にとどまりました。

結局、あとで悔やむことになります。

当たり前のように、暴風雨が吹き荒れたのでした。

Apple勝訴

Appleとサムスンの訴訟問題では、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-318.html" target="_blank" title="先週書いた">先週書いた</a>英国での判決の後も、注目の判決が続いています。

昨日、ソウル中央地裁で出たのは、ちょっと大岡裁きみたいな評決でした。

「両社ともに特許侵害しているので、両社とも販売差し止め」

韓国での訴訟なので心配していましたが、一応ケンカ両成敗という形に決着です。

iPhone4Sなどの最新機種の販売は認められるようなので、Apple信者としてもまずは一安心。

さらに日本時間の今日、カリフォルニアで言い渡された評決は、Appleの圧勝でした。

判事が韓国系米国人だったので、ちょっとヒヤヒヤしていましたが、杞憂に終わりました。

サムスン製のスマホやタブレットのほとんどが、Appleのマネと認定されました。

サムスンがAppleに支払うべき賠償額は、10億5000万ドル(約828億円)。

元々Appleが求めていたのはその3倍近くでしたが、それはまあいいでしょう。勝ったことが大事。

興味をひかれたのは、9人の陪審員が示した評決理由。

「サムスン側は何一つ反論に足る材料を提示できなかった」

この文の中の「サムスン」を「韓国」で置き換えてみましょう。

「韓国側は何一つ反論に足る材料を提示できなかった」

韓国が、国際司法裁判所での竹島問題決着を拒むのは、このような結末を恐れているのでしょうね、きっと。

漢字小話

漢字学者白川静氏の学説による「漢字の成り立ち」は、読んでも読んでも面白いですね。

例えば「人」という字は、立っている姿を横から見た形とのことだそうです。

だから「人という字は人と人が支え合ってできている」という金八先生の話は、間違いと言われています。

しかし、私はそうは思いません。

金八先生が伝えたかったのは、漢字学の学術的解説ではなく、たとえ話を用いた人生訓だからです。

つい最近も、漢字にまつわる「ちょっといい話」に出会いました。

コッシー・D・レンさんという人の、<a href="http://ameblo.jp/ko2c2112/entry-11334610281.html" target="_blank" title="8/22のブログ">8/22のブログ</a>を一部抜粋してご紹介します。

 誰でも口から プラスのことも マイナスのことも吐く。

 だから【吐】という字は 口と+と−で出来ている。

 マイナスのことを 言わなくなると−が消えて、 【叶】という字になる。

いい話じゃないですか。

もちろん学問とは関係ありません。

大事なのは、伝えたいことが、気の利いた「小話」に仕上がっているかどうかです。

クラウドパニック

ストレージサービスのひとつDropboxは、いまや私にはなくてはならないクラウドシステムです。

ほとんど存在感も感じさせず、空気のように私のそばにいる大事な「お友達」とも言えます。

ところが昨日は、その友達に恐ろしい目に遭わされました。

クラウドでは一般に、セキュリティー上の問題が懸念されますが、もうひとつ大きな問題が存在します。

それはシステムの不具合。昨日突然、ファイルの同期速度が極端に低下したのです。

使っていたファイルがみな、同期待ちの状態になり、もはや何も作業ができなくなりました。

ネットで対処法を検索し、帯域設定を変更してアップロード速度を上げてみましたが、効果なし。

職場のネット環境の問題かとも思いましたが、帰宅して操作してもまったく同じ状況です。

クラウドサービスは本来、自分がどこにいても、仕事ができるためのシステムです。

ところがひとたび不具合が生じると、自分がどこにいても、仕事ができなくなってしまうのですね。

で、今朝起動してみると、これがウソのよう。「友達」はいつもの顔に戻り、サクサク仕事しています。

とりあえずよかったんだけど、なんだか素直には喜べない、ちょっと複雑な気持ちです。

少し慎重になって、顔色を見ながら、この友達と付き合っていくことにしよう。

電力不足解決

九州電力のホームページの「<a href="http://www.kyuden.co.jp/power_usages/pc.html" target="_blank" title="でんき予報">でんき予報</a>」は、毎日チェックしています。

それを参照して、当院の「<a href="http://tsuruhara-clinic.com/original8.html" target="_blank" title="計画停電情報">計画停電情報</a>」のページを、毎日更新するためです。

でんき予報には、当日と翌日の電力需給の実測値と予測値などが掲載してあります。

とくに、当日の電力使用状況の推移を示したグラフに興味が湧きます。

電気使用量のピークは、14時台を中心とした、わずか数時間です。使用率は90%前後に達します。

一方で夜中の1時から朝の5時ごろまでは使用量が少なく、ピーク時の6割程度です。

そのデコボコした棒グラフを眺めていて、つくづく思います。

デコボコを平らにならしたら、電力使用率はせいぜい7割程度じゃあないか、と。

ところがデコボコしているものだから、一時的にでも、供給力を超える心配が出てくるのです。

深夜に発電した電力を、昼間に利用することができれば、このデコボコを少し平坦にすることができます。

現在これを部分的に解決しているのが「揚水発電」です。

しかし、日本の技術革新力に期待するなら、本命はやはり「蓄電」だと思います。

電気自動車や住宅レベルの蓄電システムは、すでに実用段階ですが、まだスケールが小さい。

これから日本が国を挙げてすべきことは、高効率蓄電池の開発と、大規模「蓄電所」の建設でしょう。

再生可能エネルギーによる発電推進も有意義ですが、蓄電技術で世界をリードする方が日本らしいと思う。