白川氾濫

「これまでに経験したことのないような大雨」によって、熊本は大きな被害を受けました。

昨日は熊本市を流れる白川が一部で氾濫し、私も恐ろしい目に遭いました。

私の自宅と職場の間に、その白川が蛇行しています。

通勤時にはどこかで橋を渡る必要があります。その区間に橋は4つ。

最初から大きな橋をめざせば良かったのですが、甘く見ていました。

私はいつも裏道を通って通勤しており、いちばん小さい橋を渡っています。昨日もそこに向かいました。

朝7時ごろ、その橋の手前に到着して唖然としました。

だって、濁流が橋の下と上を流れ、橋が水没しかけているのです。もう、目を疑いました。

橋を渡るのは危険どころか不可能です。

気が付くと、自分がいる道路も、見る見るうちに冠水していきます。

さすがに身の危険を感じました。慌ててUターン。

2度3度切り返す間にも、水位はどんどん増していき、道路と川の境界がわからなくなっています。

水と土砂とがれきに覆われた道を、恐る恐る走ると、ゴツゴツとなにか固いものを踏んでいる最悪の感触。

しかし、転んでもただでは起きないのが私。

Uターンの途中で、iPhoneを巧みに操り、濁流を間近で撮影。もちろん、迫力の伝わるビデオ撮影です。

ところがあとで見てみたら、映っていないのです。映っていたのは車のシートだけ。

どうやら、撮影開始ボタンと終了ボタンを逆のタイミングで押していたようです。

結構、あわててたみたいですね。